航空管制パズルシム『ぼくは航空管制官 エアポートヒーロー 羽田 ALLSTARS』発表。実在エアライン登場、その数14社
株式会社ソニックパワードは7月28日、『ぼくは航空管制官 羽田 ALLSTARS』を発表した。Nintendo Switch向けに10月19日発売予定。パッケージ版、ダウンロード版共に価格は税込8998円となり、本日よりパッケージ版の予約を開始している。
『ぼくは航空管制官 エアポートヒーロー 羽田 ALLSTARS』は、航空管制シムにパズル要素を加えたゲームの最新作だ。第1作目『ぼくは航空管制官』は1998年、株式会社テクノブレインからPC向けに発売された作品である。その後、ライセンス許諾を受けたソニックパワードがコンソール向けに『僕は航空管制官 エアポートヒーロー』を開発・発売。シリーズとしては現在25年目に突入している。
本作のプレイヤーは、東京都大田区に位置する日本最大の空港である東京国際空港(羽田空港)の航空管制官となる。そして、空港に離着陸する航空機に管制指示を出し、スムーズな空の旅の出発と到着をナビゲートしていく。航空機への指示は、状況に応じて出現する管制コマンドを選ぶだけとなっており、専門知識は不要となっている。羽田空港には4つの滑走路が存在し、その滑走路には離陸を待つ航空機と着陸する航空機が行き来する。プレイヤーは、航空管制官として情報を分析して冷静な判断を下し、空と地上の交通整理をおこなっていくのだ。この限られた滑走路を、頭を使ってスムーズに運用するという要素が、本作のジャンルに“パズル”を含んでいる由縁だろう。
本作『ぼくは航空管制官 エアポートヒーロー 羽田 ALLSTARS』は、前作『ぼくは航空管制官 エアポートヒーロー 羽田』では登場しなかった実在の航空会社が登場。本作にて実名で登場するエアラインは以下の14社だ。
・JAL
・ANA
・AIRDO
・エバー航空
・ガルーダ・インドネシア航空
・シンガポール航空
・スターフライヤー
・ソラシドエア
・タイガーエア台湾
・チャイナ エアライン
・中国南方航空
・Peach
・フィリピン航空
・ベトジェットエア
以上の14社となる。なお、いずれも実際に羽田空港に就航しているエアラインである。
さらに、本作には気象と時間帯の新要素が導入されている。にわか雨や雷雨といった雨の表現に加え、羽田空港特有の現象である早朝などの霧の表現が盛り込まれている。そして、もちろんそれらの気象条件は、航空管制にも影響を及ぼすそうだ。ゲームの難易度にも直接影響してきそうだ。また、航空管制の時間帯が変わることで、日没前の美しい夕日やライティングがきれいな夜景を満喫することができるという。登場する14社のエアライン協力のもと、本物そのままの機体デザインを利用しているリアルな航空機と、バージョンアップされた一部の空港建物や地上車両の様子も相まって、羽田空港らしさを存分に楽しめることだろう。
ちなみに、本作には全40のステージが用意されているそうで、ゲーム中の管制時間はシリーズ最多となる50時間にも迫る大ボリュームだという。本作の管制時間は現実の時間とほぼ同等であり、この50時間という数字は、ノーミスでクリアできた場合のものであるそうだ。そして、本作にて用意されたステージには、空港の情景を眺めながらのんびりと航空管制を楽しめるようなステージから大混雑したステージ、予想外の状況で冷静沈着な判断を求められるステージなどさまざま。全40ステージをSランクで完全クリアすることで “エアポートヒーロー”の称号が獲得できるそうだが、そこまでの道のりにはさらなる時間が必要そうだ。さらに、トレイラーによると、ステージを追加するDLCの配信も予定しているという。
『ぼくは航空管制官 羽田 ALLSTARS』は、Nintendo Switch向けに10月19日発売予定。価格は税込8998円。パッケージ版の予約が本日から開始しており、予約購入特典としてオリジナルフライトタグキーホルダーがもらえるほか、一部店舗特典も用意されているとのこと。詳細は公式サイトをチェックされたい。