人形劇サバイバルホラー『My Friendly Neighborhood』Steamにて“圧倒的に好評”スタート。教育番組のパペットたちに襲われるコミカルホラー

 

パブリッシャーのDreadXPは7月18日、インディー開発者のJohn/Evan Szymanski兄弟が手がけたサバイバルホラーゲーム『My Friendly Neighborhood』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、早くもユーザーから高い評価を得ている。

『My Friendly Neighborhood』は、閉鎖されたテレビ局を舞台にする一人称視点のサバイバルホラーゲームだ。そのテレビ局ではかつて、パペットたちが登場する愉快な教育番組「フレンドリーなご近所さん」が放送され、世界中の視聴者を楽しませてきた。ただ、やがて番組への世間の関心は薄れ、制作スタジオが資金不足に陥り、ついには閉鎖されることに。それから数年後のある夜、あのパペット番組が突如として放送再開。しかし、番組内容が不審であったことから、市は放送を止めるべく便利屋のゴードンに依頼した。

本作にてプレイヤーはゴードンとして、閉鎖されたテレビ局に向かう。何故か再開された番組は、過去の放送が誤って送信されているものと疑われており、屋上にあるアンテナを切断することが目的だ。ただ薄暗いテレビ局内では、みんなが大好きだったパペットたちがひとりでに徘徊しプレイヤーを襲う。

本作は、サバイバルホラーゲームによくある血生臭い要素は少なめ。プレイヤーは局内を探索し、単語カードを射出する銃や、タイプライター風のショットガンといったユニークな銃、あるいはレンチなどの武器を入手してパペットに立ち向かうこととなる。倒したパペットは、テープを所持していればグルグル巻きにしておくと復活を阻止可能。また、サバイバルホラーの名作から影響を受けたという多彩なパズル要素も用意されており、『バイオハザード』風のインベントリにてアイテムを管理する。


本作は7月18日にSteamにて配信開始され、ユーザーレビューでは現時点で96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。パズル要素を含め、『バイオハザード』や『バイオショック』などを彷彿とさせる古き良きサバイバルホラースタイルを採用しつつ、「セサミストリート」から影響を受けたであろうパペットたちのコミカルな表現を組み合わせたユニークな世界観などが評価されている。また、過不足なく完成度の高い作品に仕上がっているという意見も複数みられる。

『My Friendly Neighborhood』は、PC(Steam)向けに配信中だ。7月22日には最初のアップデートが配信され、より易しい難易度設定が追加されたほか、バランス調整やバグ修正が実施されている