トイロジックの“新人研修制作ゲーム”『バクバクバック』無料配信開始。モンスターを連れ歩いて大量の敵を食わせる

トイロジックは7月25日、『バクバクバック』を無料で配信開始した。“クイモン”を育てながら敵の大群を倒していく見下ろし型アクションゲームだ。

株式会社トイロジックは7月25日、アクションゲーム『バクバクバック』を配信開始した。対応プラットフォームはiOS。本作は、同社の2023年度新入社員による新人研修開発ゲームで、価格は無料となっている。


『バクバクバック』は、敵から逃げつつ倒すアクションゲームだ。本作でプレイヤーは味方となる“クイモン”を育てながら敵の大群を倒していく。ただし、クイモンはプレイヤーが直接操作することはできない。プレイヤーキャラクターとして移動しながら、クイモンを呼び寄せることになる。本作はiPhoneやiPadの画面のタッチでプレイできるゲームとなっている。画面の左半分をドラッグ(スワイプ)することでキャラクターの操作、右半分をタップすることでクイモンを呼び寄せるアクションができる。本作のプレイヤーキャラクター自体は攻撃性能をもたない代わりに、クイモンは触れた敵を食べることが可能。このクイモンが敵を食べる性質を利用して、大量に群がる敵たちを蹴散らしながら6分間生き延び、最後に現れるボスを倒すことになる。

本作には、プレイヤーキャラクターとクイモンの強化要素が用意されている。プレイヤーキャラクターは、クイモンに敵を食べさせることで経験値を獲得。一定の経験値を獲得するとレベルアップし、新たな装備が手に入る。装備にはプレイヤーキャラクターの移動速度をアップしたり、クイモンを呼び出すためのクールタイムを短くしたりする効果をもつものがある。さらには、敵を美味しく料理する調味料なども。ほかにも、ゲームをプレイして獲得した経験値を使用し、毎回のプレイで有効な永続的な強化を得ることも可能だ。


一方、クイモンも敵を食べることで進化ゲージが溜まっていく。進化ゲージが最大になることで、クイモンは次の段階へと進化する。進化したクイモンは移動速度が上がるなど強化がなされ、ゲームの攻略においてさらに心強い相棒になってくれる。なお、クイモンの進化先にはいくつかのパターンがあるようだ。

本作は、株式会社トイロジックの2023年度新入社員が手がけている。トイロジックは、企画から開発までを手がける『Warlander』をはじめ、スクウェア・エニックスのニンテンドー3DS版『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』や『ニーア レプリカント ver.1.22474487139…』など、社内外のさまざまなゲーム開発に携わっているゲーム開発会社だ。現在は、スクウェア・エニックスから発売予定の対戦シューター『FOAMSTARS』の開発を担当しているという。


同社では毎年、その年度の新入社員の研修プログラムとしてiOS向けゲームを制作している。研修プログラムは、未経験の新入社員でも、数人で1本のゲームを開発できるようになることを目標としているそうだ。なお、過去には今年度と同様にiOS向けゲーム『まどろみがえり』『ABYSYA』『色違いのトルとポル』などが開発され、いずれもApp Storeにて無料公開されている。

『バクバクバック』は、iOS向けに無料配信中。

【UPDATE 2023/7/25 17:10】
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Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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