愛と逃亡のヨーロッパ乙女ゲーム『DesperaDrops/デスペラドロップス』発表。無実の罪で追われる主人公たちの人間模様を描く
ディースリー・パブリッシャーは7月20日、アドベンチャーゲーム『DesperaDrops/デスペラドロップス』を発表した。Nintendo Switch向けに今冬発売予定。本作は、同社の乙女ゲームブランドD3Pオトメ部と、レッド・エンタテインメントのタッグによる第2弾作品となる、完全新作タイトルである。
『DesperaDrops/デスペラドロップス』は、ヨーロッパの各地を舞台としたクライムサスペンスアドベンチャーだ。メーカー公式のジャンルとしては、「愛と逃亡のクライムADV」と銘打たれており、本作の主人公は無実の罪で追われている。主人公が逃亡劇を繰り広げる過程で、ほかのキャラクターと愛を育んでいくことになるのだろう。また、クライムサスペンスということで、無実の罪で追われるきっかけとなった事件の真相も、ストーリーの核となるものと考えられる。現時点では、シルエットのみであるものの全7人のキャラクターが公開されている。
本作の企画・開発は、レッド・エンタテインメントが担当。メインキャラクターデザインは、コザキユースケ氏が手掛ける。コザキ氏は、さまざまなゲームのキャラクターデザインをはじめ、小説の挿絵や「烏丸響子の事件簿」といった漫画連載など、活躍を続ける人物だ。乙女ゲームのキャラクターデザインを担当するのは今回が初となる。そして、シナリオを担当するのは吉村りりか氏。吉村氏は、小説「境界の皇女」などの執筆のほか『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ~波乱を呼ぶ海賊~ 』といった乙女ゲームのシナリオを手がけた実績のあるシナリオライターである。さらに、オープニングおよびエンディング楽曲を歌唱するのは、2人組の音楽ユニットZwei。『STEINS;GATE 0』テーマ曲など、ゲームやアニメ関連楽曲で知られる。本作ついてさらに詳しい情報はB’s-LOG9月号に掲載されているそうだ。
なお、D3Pオトメ部とレッド・エンタテインメントがタッグを組んだ第1弾作品である『百花百狼 ~戦国忍法帖~』はPS Vita向けに発売され、後に『Nightshade/百花百狼』として、PC(Steam)およびNintendo Switch向けに発売された。同作は本稿執筆時点で、Steamストアレビューにて595件のレビュー中96%の好評を得て、「圧倒的に好評」のステータスを獲得している高評価作品である。同タッグの第2弾作品となる『DesperaDrops/デスペラドロップス』も、実績のあるチームが手がける作品ということで、期待ができそうだ。
『DesperaDrops/デスペラドロップス』は、Nintendo Switch向けに今冬発売予定。