「ウォーキング・デッド」人狼系サバイバル『The Walking Dead: Betrayal』発表。最大8人の協力と裏切り、『Project Winter』開発元が手がける
パブリッシャーのSkybound Gamesは7月20日、『The Walking Dead: Betrayal』を発表した。PC(Steam)向けに、2023年内に早期アクセス配信開始予定だ。Steamストアページ表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応する見込み。
『The Walking Dead: Betrayal』は5~8人用の協力型サバイバルゲームだ。本作は人気ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド(The Walking Dead)」を題材としており、同作におけるウォーカー(ゾンビ)が溢れる終末世界を舞台としている。プレイヤーたちは協力してそんな世界における危険地帯から脱出することを目指す。ただしプレイヤーの中には脱出を阻もうとする、正体不明の“裏切り者(Traitor)”が存在。プレイヤーは生き残るために、ゾンビだけでなく裏切り物の妨害にも対処する必要があるのだ。
プレイヤーが脱出するためには、いくつかの目標を達成する必要がある。終末世界でサバイバルしながら脱出条件をクリアしていこう。資源を収集することで、サバイバルに役立つ武器や食料をクラフトすることができる。なおインベントリの容量は限られているので、持ち歩くべきものは取捨選択する必要があるようだ。また本作では近距離の仲間と会話できるボイスチャットや、テキストチャットを使用することができる。この機能を駆使して、プレイヤー同士で協力することが脱出の鍵となるだろう。
一方、裏切り者はプレイヤーたちの脱出を妨害することを目指す。妨害には多様な手段が存在し、食料に毒を盛ったり、ウォーカーの群れをおびき寄せたりすることが可能なようだ。また上記ゲーム画面「TRAITOR OBJECTIVES」に表示されているように、裏切り物は設定した目標を達成するとスキルが得られるようだ。たとえば「毒入りアイテムを一つクラフトする」という目標を達成すれば、毒状態のプレイヤーを判別できるスキルを報酬として獲得する。ゲーム後半になるほど所持スキルが増え、裏切り者が強力になっていくのだろう。
ただし通常プレイヤーの数に対して裏切り者の人数は少ないので、正体がバレてしまうと劣勢に陥る可能性がある。裏切り者はほかのプレイヤーから信頼を得つつ、状況に応じた上手い妨害が求められるだろう。
また、プレイヤーが死んでしまってもそこで終わりではない。プレイヤーは死ぬとウォーカーになり、いくつかの手段でゲームに干渉することができるのだ。ウォーカーの向かう先をコントロールしたり、自身がウォーカーとしてほかのプレイヤーを攻撃したりすることが可能となるようだ。
本作を手がけるのは、カナダに拠点を置くOther Ocean Interactive。過去に人狼系サバイバルゲーム『Project Winter』などをリリースしているスタジオだ。同作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、約1万3000件の内85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作『The Walking Dead: Betrayal』にもサバイバル要素や人狼的要素が継承されると見られ、開発元のノウハウが活かされているのだろう。なお本作は現地時間8月10日から13日にかけて、Steamにてクローズドベータテストを実施予定。本作Steamストアページでは、同プレイテストへの参加申込を受付中だ。
『The Walking Dead: Betrayal』は、PC(Steam)向けに2023年内早期アクセス配信開始予定だ。