基本プレイ無料動物バトロワ『スーパーアニマルロイヤル』人気再燃の兆し。夏先取りな大型アプデが追い風か


デベロッパーのPixileは7月12日、動物バトルロイヤル『スーパーアニマルロイヤル』の新シーズンにむけたv1.9「マリンアップデート」を配信した。これをきっかけに、現在本作のプレイヤーがにわかに増加し始めているようだ。


『スーパーアニマルロイヤル』は2021年8月27日に正式リリースされた見下ろし視点シューティングのバトルロイヤルゲームだ。プレイヤーの分身となる動物たちが一度に最大64匹集まり、廃墟となったサファリパークで銃火器を始めとする武器ををたずさえ戦う。最後の一匹に与えられる名誉「モフ勝」をめぐって弱肉強食の生存競争をくりひろげていく。


本作の特徴ともいえる2Dの可愛らしい動物たちには、何百種類もの品種(毛柄)が用意されているほか、衣装・アクセサリなどカスタマイズ可能な装飾品も多数用意されている。ポップな見た目のとおり一回の試合時間も10分足らずで決着と非常にカジュアルに遊べる一方、バトルロイヤルジャンルではおなじみとなったチーム戦もしっかり用意されており、こちらは最大4人まで参加可能となっている。

本作は2018年にSteamで早期アクセス配信開始され、2021年8月に正式リリース。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューは36631件中93%からの好評を集め「非常に好評」ステータスとなっている。日本国内のレビュアーの中にも数千時間のプレイ歴をもつ愛好家も見受けられる。同時接続プレイヤー数はというと、正式リリース直後に7000人を超える盛況を記録したものの、時間とともに緩やかに落ち着いていき2023年現在はピーク時で1200人前後となっていた。

ところが、『スーパーアニマルロイヤル』は先日7月12日に配信された大規模アップデート以降、現在ゆるやかに活気を取り戻しつつあるようだ(SteamDB)。直近30日間の最大同時接続プレイヤー数の月平均は、正式リリース以降最大の伸び幅となる前月比+53.5%を記録。この動向は水族館や海洋生物など海をテーマとした同アップデートが、現在北半球に近づきつつある「夏」の季節感とマッチしたことが一役買っているかもしれない。

マリンアップデートと題されたv1.9では最大規模のサイズとされる新マップ水族館に加え、新動物の「スーパーフィッシュ」と「スーパードルフィン」、海賊モチーフの衣装や水鉄砲スキンなど多数のコンテンツが追加されたようだ。また複数の新武器も実装、なかでも「ジップ&ゴー」と呼ばれる投てき武器はマップ内任意の場所へ自由にジップラインを設置でき、バトルロイヤルで重視される移動を大きくサポートしてくれる武器となるだろう。


今回の大規模アップデートに限らず、本作は正式リリース以降コンスタントなアップデートが実施されており、シーズン8へ突入している。この夏はバトルロイヤルの腕に覚えのある友達を誘って、動物たちの生存競争に参加してみるのもよいだろう。

『スーパーアニマルロイヤル』はPC向け(Steam)に配信中だ。