和風高難度アクション『愚霊』正式発表。霊界をさまよう武士が神々を裁く、爽快剣戟バトル

Astrolabe Gamesは7月14日、和風アクションゲーム『愚霊(GUREI)』を正式発表した。本作は和風の世界観をベースとした高難度アクションゲームだ。

パブリッシャーのAstrolabe Gamesは7月14日、和風アクションゲーム『愚霊(GUREI)』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)のほか、マルチプラットフォームでの全世界配信を予定。発売日は未定となっている。


『愚霊』は、和風の世界観をベースとした高難度アクションゲームだ。主人公の「霊」は呪いともいえる使命をもって霊界をさまよう武士である。プレイヤーは霊を操作し、不思議な霊界を探索し、すべての謎を解き明かす。その過程の中で自然界の神々に挑み、その力を集めていくことになる。

本作の主人公の霊は、狐の面を被った武士だ。彼は刀を武器に、神々に立ち向かうことになる。刀による攻撃は多方向に攻撃することが可能。さらに霊はステップや壁ジャンプ、敵を踏み台にしてジャンプするなど、移動アクションも複数用意されているようだ。これらのアクションを組み合わせて、敵の攻撃を回避しつつ斬撃を与えていくことが、本作の肝になるという。一方、霊が戦うことになる神は、いずれも独自のスキルやアクションを備えており、一筋縄ではいかない模様。神の移動や攻撃手段、戦い方や戦いのフィールドも千差万別で、それぞれの攻略方法が必要になるようだ。


本作では、どの神をどの順番で倒していくのか、自由に選択できるシステムを採用。さらに、神を倒して力を奪い、自分の力として操ることができるシステムが採用されている。霊が使えるようになる能力には、シールドを使ってのガードや、ジャンプをしながら繰り出す回転斬り、弓矢を使って遠距離攻撃を仕掛ける能力などがある模様だ。これらの能力を手に入れて後の戦いを有利に進めることができる一方で、神を倒せば倒すほど、後に戦う神は力を増して手強くなっていく。このシステムによって、プレイヤーの選択でゲームの難易度が変化していくわけだ。

モノクロをベースにしたグラフィックも、『愚霊』の特徴的な要素のひとつである。本作のグラフィックは、侍が活躍する時代劇映画の表現を目指しているという。また、グラフィックは手描きのアニメーションで描かれている。一方モノクロの世界において、神々のアクションはあえて色がつけられている。これにはグラフィックに鮮やかさを加えることと、(攻撃範囲などが)一目でわかる機能性を両立させる意図があるそうだ。


そんな和の雰囲気を表現した『愚霊』は、ブラジルに本拠を置く小規模開発チームLobo Sagaz Studioが開発を担当。彼らはパワフルな芸術表現で特徴的な世界を作ろうとしているとのこと。そして、すべてのプレイヤーが“格好良い”と思うゲームを作ることが目指しているという。モノクロベースでスタイリッシュに描かれる和風アクションゲームの登場に期待しておこう。

『愚霊(GUREI)』は、PC(Steam)およびマルチプラットフォーム向けに発売予定。発売時期は未定となっている。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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