『Vampire Survivors』新ゲームエンジン完全移行は8月17日実施へ。協力プレイ&Nintendo Switch版もひっさげて
デベロッパーのponcleは7月12日、『Vampire Survivors』で使用しているゲームエンジンについて、8月17日に新バージョンへと完全に移行すると発表した。
本作は、ローグライク要素のある見下ろし型視点アクションゲーム。プレイヤーは四方八方から迫り来る多数の敵と戦い、装備やアップグレードを入手しながら、できるだけ長く生き延びることを目指す。本作はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|S/iOS/Android向けに配信中。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。
本作は、2DゲームフレームワークPhaserを用いて開発されている。PC版が早期アクセス配信開始された当初、本作はWeb技術を使って開発され、“基本的にブラウザゲーム”だったそうだ。しかし、他機種への移植などに対応するために新たなゲームエンジンを求めたそうだ。そして、プレイヤーのゲーム体験に影響を及ぼさないかたちで、シームレスに改善が重ねられていった。
そのゲームエンジンについては、かねてより新エンジン(Unity)を使ったバージョンへの移行が予告されていた。新旧バージョンで基本的なゲーム体験に違いはないものの、新バージョンではより多くのデバイスでのパフォーマンスと互換性の向上が見込まれている。複数のCPUコアを使用でき、フレームレートも向上するそうだ。また、複数のコントローラーが接続されている場合にクラッシュすることがある問題なども改善される。
そしてこれまでの開発を通じて、新バージョンのパフォーマンスが旧バージョンを上回る見込みを得られたことから、8月17日に完全移行することが決定した。Steam版では新旧バージョンのビルドを選択できたが、こちらも同日以降は新バージョンに一本化される。
なお同じく8月17日には、本作にローカル協力プレイモードを追加する無料アップデートが配信予定となっている。先日開催されたイベント「ID@Xbox Digital Showcase」では、同モードのゲームプレイが披露され、また関連する情報も公開された。
協力プレイモードは最大4人でのプレイに対応し、全員が同じ画面内でプレイ(遠く離散することができない)。基本的なゲームプレイはシングルプレイモードと変わらないが、レベルアップ時のアップグレードは、各プレイヤーが順番に受け取ることとなる(誰かが死ぬと、次の順番のプレイヤーが繰り上げ)。また、死んだ場合は棺桶に閉じ込められ、一定時間経つと復帰可能だ。このほか、同モード専用のアイテムが追加され、プレイ人数によって武器の取得可能数の上限が変動するとのこと。
『Vampire Survivors』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|S/iOS/Android向けに配信中だ。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。また、新ゲームエンジンやローカル協力プレイモードが導入される8月17日には、Nintendo Switch版が配信予定となっている。