名作絶望逃走ホラーゲーム『CLOCK TOWER(クロックタワー)』復刻版発表。新テーマソングや追加カットシーンなど新規要素盛り込み復活


サンソフト(サン電子株式会社)は7月13日、カプコンと共同で『CLOCK TOWER(クロックタワー)』の復刻版を発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。2023年度内発売予定だ。

『クロックタワー』は1995年にヒューマンからスーパーファミコン向けに発売された、ホラーアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは北欧の山間にたたずむ屋敷。主人公のジェニファーは孤児であり、養育先として案内されたこの屋敷で恐ろしい惨劇に見舞われることになる。プレイヤーはジェニファーをポイント&クリック形式で操作して、屋敷を探索する。怪物シザーマンに追われながらも糸口を探し、恐ろしい屋敷からの脱出を目指すのだ。


今回発表された本作は復刻版として、操作性の改善や、新規要素の追加がおこなわれる。アニメーションで製作されたオープニング映像や映像ギャラリーなどの追加を予定しているとのこと。そして、Mary Elizabeth McGlynn氏による新規テーマ曲も追加されるという。McGlynn氏は、『SILENT HILL』シリーズ楽曲のボーカルを数多く担当したことで知られる人物だ。また本作開発元のTwitterによれば、モーションコミックのカットシーンも新たに追加されるようだ。

本作はアメリカに拠点を置くWayForwardが開発をおこなっている。『シャンティ』シリーズや、『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』といった、2Dグラフィックのアクションゲームを多く手がけてきたスタジオだ。またエンジンには、同じくアメリカに拠点を置くLimited Run Gamesによる「Carbon Engine」が用いられている。同エンジンは『シャンティ』のゲームボーイカラー版から、Nintendo Switch版への移植などに使われた実績がある。『クロックタワー』の移植でも、オリジナルのゲームプレイを尊重した移植となることだろう。

『CLOCK TOWER(クロックタワー)』復刻版は2023年度内に、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに発売予定だ。