海洋探索&寿司屋経営ゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』、なんと売上100万本突破。世界の100万人が捕った魚で寿司づくり
ネクソンは7月11日、『デイヴ・ザ・ダイバー』の全世界売上本数が100万本を突破したことを発表した。新規IPタイトルとして、異例の大成功を収めている。
『デイヴ・ザ・ダイバー』は、ブルーホールと呼ばれる海を舞台にした海洋探索ゲームと、その海の近くに存在する寿司屋での経営シミュレーションを組み合わせた作品だ。プレイヤーはダイバーのデイヴとなり、昼間は海に潜って水中を探索。魚を獲ったり、アイテムを入手したり、あるいは凶暴な魚と戦ったりする。夜になると寿司店へと移動し、昼の漁で獲得した魚をもとにお店で出すメニューを決め、お客からの注文どおりに寿司を配膳するなど接客と経営をこなすこととなる。
本作の開発を手がけるのは、ネクソンにおけるサブブランドであるミントロケットだ。少数精鋭のメンバーで、既存の開発プロセスにとらわれないユニークでチャレンジングなタイトルを創出することを目的に作られたブランド。第一作目となる『デイヴ・ザ・ダイバー』は、2022年8月に早期アクセス配信開始。昼にのんびり海を探索するパートと夜に寿司屋を経営するパートのバランスや、贅沢なピクセルアート、達成目標が多くやりがいがあるなど、ビジュアル・システム両方の面で好評を博した。
もとより根強い人気があったが、6月28日に正式リリースを迎え人気はさらに沸騰。有名インフルエンサーなどにも愛され、グローバルな人気ゲームに。同時接続プレイヤー数は、シングルプレイゲームながらなんと10万に迫る数字を叩き出している(SteamDB)。セールスの好調さもうかがわせていたが、なんと売上100万本を超えるヒットゲームになっていたようだ。ディレクターであるファン・ジェホ氏は以下のように語っている。
正式版では、早期アクセス版プレイヤーの皆様からいただいたご意見を反映して、本作の強みはさらに強化し、欠点やバグなどは修正・改善をしてまいりました。この旅にお付き合いいただいた皆様に感謝いたします。プレイヤーごとに、それぞれ異なるストーリーを描くことができるアドベンチャーゲームという点が、国内外のプレイヤーからご好評をいただいていると思います。この期待に応えられるよう、今後も継続的にゲームのアップデートをおこなってまいります
同作は今後もアップデートされることも示唆されている。また2023年内にはNintendo Switch版も発売予定。寿司ダイバー人気は、どこまで続くのだろうか、気になるところである。なお、弊誌では前述のファン氏へのインタビューも掲載しているので、興味のある方は一読してほしい(関連記事)。余談ながら、ファン氏は日本語がめちゃくちゃ達者である(同インタビューは日本語で実施した)。
『デイヴ・ザ・ダイバー』は、PC(Steam)にて2400円にて発売中。7月14日までは10%オフの2160円で購入可能。Nintendo Switch版も年内発売予定だ。