「お米」の粒を数えるゲーム『かぞえ飯』Steamで8月4日発売へ。真夏に、白米を延々と数える涅槃禅問答


デベロッパーoyajinojiikeは『かぞえ飯』をSteamでリリースするようだ。Steamストアページが公開。ストアページによると、リリース日は2023年8月4日になるようだ。

 


『かぞえ飯』は、お茶碗に入ったお米を数えるゲームだという。マウス移動で箸を動かし、箸を下ろすことで米をすくいあげ、あるいは置くことができる。画面左上には、数取器らしきツールが存在。お米をお茶碗から出し、出すたびにこの数取器でカウントをとることで、数字を把握するのかもしれない。なお、箸を狙ったところにおろすコツは、影を目安にすること、らしい。

お米の粒量については、ランダムにお茶碗の中で自動生成されるという。ノーマルモードでは、2000~4000粒のお米がランダムに生成されるとのこと。ハードモードではその数は4000~8000粒にボリュームアップ。逆にイージーモードでは500~1000粒と控えめ。数えるお米の量が多ければ多いほど、難しくなるという設計なのだろう。なおoyajinojiikeのTwitterアカウントの投稿によれば、お米を10粒ごとにまとめるスキルも存在。投稿時点では、スキルにはクールタイムも付ける予定だという。


本作を手がけるoyajinojiikeは、個人制作をしているおやじ氏によるデベロッパー。同氏は過去に焚き火を楽しむゲーム『TAKIBI』をリリースしている。こうした禅問答じみたゲームは最近国内から続々と生まれており、焼肉を焼くゲーム『焼肉シミュレーター』やラーメンの油を集めるゲーム『ラーメンあぶら集め』が存在。そうした流れはどんどん前衛化しており、今度は米粒を数えるゲームが現れたわけだ。


Twitterのおやじ氏によると、本作はいろいろ迷走した結果出来上がったという。本作誕生までには、いろいろなゲームを作りながら悩んでいる様子が見受けられ、紆余曲折を経て生まれたゲームなのだろう。前述したようにスキルなる概念もあり、またアップグレード要素の導入も示唆されている。


まだゲーム内容は謎が多いが、真夏に汗水垂らしながら、米粒を数える、涅槃のような体験ができそうである。『かぞえ飯』は、PC(Steam)にて8月4日発売予定だ。