『オーバーウォッチ2』にてジャンカー・クイーンの“高難度実績”を「エコー」で達成したプレイヤー現る。鮮やかに傷口を付けまくる敏腕偽クイーン

『オーバーウォッチ2』にて、とあるユーザーがヒーロー「ジャンカー・クイーン」の達成が高難度とされる実績を別のヒーロー「エコー」で達成し、注目を集めている。

オーバーウォッチ2』にて、とあるユーザーがヒーロー「ジャンカー・クイーン」の達成が高難度とされる実績を別のヒーロー「エコー」で達成したことをRedditにて報告。その鮮やかな手並みが注目を集めている。


『オーバーウォッチ2』はBlizzard Entertainmentが手がけるオンライン対戦FPSゲーム。人気を博した『オーバーウォッチ』の続編として、基本プレイ無料タイトルとして配信中。前作からの変更点としては、既存ヒーローの調整および新ヒーローの追加などが実施。また、6対6から5対5へと対戦人数が変更されている。

本作で新登場したジャンカー・クイーンは、固有のデバフ「傷口/bleeding」を特徴とする攻撃的なタンク・ヒーローだ。斧・ナイフなどの刃物による攻撃で相手に付与する傷口は対象には一定時間の継続ダメージを与え、自身は回復効果を獲得可能となる、ジャンカー・クイーンが得意とするアグレッシブなプレイスタイルの根幹をなす効果と言えるだろう。


本作にはゲーム中のさまざまな条件を達成することで獲得できる実績が用意されている。今回話題となった「アドレナリン・ジャンキー」はタンク向けの実績で、その条件は「ジャンカー・クイーンを使用し、同時に7つの傷口が有効な状態にする」というものだ。

この達成を高難度たらしめている要因として、傷口の効果が数秒間しか持続しないことや、傷口を付与するアビリティにはクールダウン時間が存在すること、そして最大の要因として傷口を付与する対象(敵)が5人しかいないこと、が挙がるだろう。近接攻撃/ギザギザブレード/カーネイジ/ランページの各攻撃方法での傷口を重複させる必要があるのだ。さらに、基本的に傷口効果の発動時間内であっても、その間に死亡してしまった対象は同時発動数から順次除外されてしまう。

そうした理由から、アルティメット「ランページ」を使用して、敵陣に飛び込みながら同時に複数の対象に傷口を与え、ほかのアビリティと組み合わせるのが達成における手堅い方法だと言える。なおコンソール版での実績データ集積サイトを見るにPS版でもXbox版でも取得率が極めて低い実績であることがわかる。

そんなただでさえ難しいアドレナリン・ジャンキーの達成を“ジャンカー・クイーン以外のヒーロー”で成し遂げたユーザーが現れ、注目を集めている。鮮やかな手並みでアドレナリン・ジャンキーを達成したのはRedditユーザーのjackfromstarhill氏。その一部始終をおさめた動画を投稿している。


jackfromstarhill氏が投稿した映像内では、エコーのアルティメット「コピー」を使ってジャンカー・クイーンに変身。ギザギザブレードや近接攻撃を当てたうえで、ジャンカー・クイーンのアルティメットを効果的に用いて敵にさらに傷口を付与。ダメ押しでさらにギザギザブレードを当てており、一連の攻撃時にアドレナリン・ジャンキーを達成したのだろう。そのまま味方と共に敵を一掃する鮮やかなプレイを見せている。

なお、エコーが「コピー」を使用して敵ヒーローに擬態した瞬間は、アルティメット発動に必要なゲージは0%となる。つまりジャンカー・クイーンのアルティメット「ランページ」を使用できない状態からスタートするわけだ。厳密にはエコーの「コピー」効果中はアルティメットゲージ加算に+400%の補正が掛かるが、素早くゲージを溜めるためにはコピー発動後の活躍は不可欠。アドレナリン・ジャンキーの達成には敵の生存人数や残存ヘルスに左右されることを加味すれば、かなりレアなケースと言えるだろう。

スレッドには、jackfromstarhill氏の報告に対して称賛が寄せられている。エコーでもほかのヒーロー向けの実績を達成できる点を驚く声も見られる。そのほか純粋に高難度実績獲得を羨むコメントが寄せられているほか、各自獲得した際のエピソードを思い思いに語るなど、和やかな賑わいを見せている。一方でなかには「アドレナリン・ジャンキー」獲得は簡単だ、とする意見も。そうしたユーザーは、クールダウンのない近接攻撃の活用法や、ギザギザブレードの回収時に複数人を巻き込むテクニックなど、有益な情報を共有しているようだ。


『オーバーウォッチ2』の現在のヒーロー総数は、シーズン4で登場した“ライフウィーバー”を含め37名、それぞれに固有実績が存在する。前作から登場すしているヒーローを含め、「アドレナリン・ジャンキー」以外にも高難度と評されてきた実績も多数存在する。一度自身の実績達成状況を確認し、コンプリートを目指してみるのも良いだろう。

『オーバーウォッチ2』はPC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

記事本文: 155