スクウェア・エニックスは7月6日、『ファイナルファンタジーXVI』(以下、FF16)のパッチ1.03アップデートの配信を開始した。モーションブラーの強さ調整など、細やかな遊びやすさ改善が施されている。
『FF16』は、『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れつつあった。主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。ロザリア公国の第一王子であるクライヴは弟と共にナイトとして鍛錬を続けていたが、悲劇へと巻き込まれていく。
今回配信されたパッチでは、本作に導入されているモーションブラーを調整できる機能が追加。モーションブラーとは、被写体ぶれとも言い、動いている対象をカメラで撮影した時に起こるぶれのことを指す。残像らしきエフェクトが生まれることにより、アクションに躍動感をもたらす演出効果がある。しかしこのモーションブラーは、3D酔いなどにもつながる可能性もある。そうしたことを踏まえてか、調整スライダーが実装された。
デフォルトでは最大である5となっており、そこから弱めることができるようになった。またカメラについても、自動追従しないようにすることも可能となった。カメラの移動速度についても、さらに細かく設定可能に。コントローラーレイアウトについては、D/E/Fタイプが追加。L2やR2に何を割り当てるかなどの選択肢が広がった。
ゲーム内容への調整というよりは、遊びやすさメインの調整となったパッチ1.03。遊びやすさに不満のあった方はこれらの設定をいじってみるといいだろう。
『FF16』はPS5向けに発売中だ。