デベロッパーのMax Infernoは6月27日、パズルゲーム『A Little to the Left』向けにDLC「Cupboards & Drawers」を配信した。これをきっかけに、本作のプレイヤー数が急増しているようだ。Steam版では、同時接続プレイヤー数の記録を更新している。本作はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに発売中。
『A Little to the Left』は、整理整頓をテーマにしたパズルゲームだ。家の中に存在するさまざまな物を用いたパズルステージが多数収録され、たとえば複数の本を高さ順に並べ直したり、カトラリーを引き出しの所定の位置に収納したり、あるいは整頓したうえで物の色や絵柄が綺麗に並ぶように揃えたり、雑多に置かれた物を左右対称に配置したり。シンプルではあるが、どのように整理整頓すべきなのか一見しただけでは分かりにくいパズルも多く、それを見つけ出す楽しさもある。正解もひとつだけとは限らない。
また、パズルの舞台となる家には猫がおり、時折画面外から前足を伸ばしてきてゲームプレイの邪魔をすることも。さらに、物を動かしては猫が付けた足跡を探し出して、布で拭き取って掃除するといったステージも用意されている。
そして今回配信されたDLC「Cupboards & Drawers」では、食器棚と引き出しをテーマとする25種類の新たなパズルが追加。整理整頓を進めるなかでは、隠された引き出しが開いてさらなる収納場所や物が登場するなど、より奥深いパズルとなっている。
本作は昨年11月にPC(Steam)/Nintendo Switch向けに配信開始され、Steamのユーザーレビューにて現時点で88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど高く評価された。DLCもまた好評のようだ。本作のパズルは一部不親切な点もあるものの、ゆったりとした雰囲気のなかで、整理整頓に没頭できるゲームプレイなどが評価されている。
そしてSteam版の同時接続プレイヤー数を確認すると、ここ数か月間は200人前後で推移していたところ、DLCが配信開始されてから先週末にかけてぐんぐん上昇。ピーク時には、これまでの最高記録の3倍近くになる約2800人に達した(SteamDB)。本作はSteamサマーセールの対象となっており、これも後押しとなったことだろう。
『A Little to the Left』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに配信中だ。