PvPvEシューター『The Cycle: Frontier』9月にサービス終了へ。チーターなどに苦しんだシューター、開発元は終了経緯を説明

 

YAGERは6月28日、『The Cycle: Frontier』のサービスを、9月27日をもって終了すると発表した。あわせて本作ではシーズン3のフォルトゥナパスの有料部分が無料開放されたり、スペシャルオファーがセールされたりと、終了の準備が進められている。


『The Cycle: Frontier』は、銀河の果てにある資源豊かな惑星フォルトゥナIIIを舞台に戦うPvPvEシューターだ。本作では脱出シューターとして、プレイヤーが惑星にてモンスターやほかプレイヤーらと対峙。物資や装備を獲得して惑星を成功裏に脱出するか、あるいは倒されてすべてを奪われる緊張感が持ち味の作品となっている。

本作は開発中の時から国内外で注目を集め、6月に正式にサービスが開始された。現在シーズン3が展開されており、その中でのサービス終了報告となる。YAGERはサービス終了における経緯を細かく説明している。それによると、同作はクローズドアルファやベータは成功だったとしつつ、インフラ強化という課題があったが、前向きに取り組んでいたと振り返る。


しかしながら、正式ローンチ後はさまざま課題と向き合わざるを得なかったとコメント。そしてその中でチート対策が特に深刻であり、そうした問題に取り組んでいたものの、プレイヤー離れは進んだとこぼす。そうした背景からシーズン2は力を入れたものの、注目を集められなかったと振り返っている。そうしたことを踏まえ、シーズン2の半ばで一斉ワイプの終了などを含めたさまざまな改善を実施。こうした取り組みが功を奏しシーズン3でプレイヤーの多くがゲームに復帰したという。しかしサービスを継続するに至るほどのプレイヤーは集まらなかったそうだ。

SteamDBでプレイヤー数の推移を見てみても、たしかにローンチ時点では最大同時接続プレイヤー数は4万を超えるほどの盛況を見せるが、その後人口は減少。シーズン3のタイミングでやや持ち直したものの、ローンチ当初の勢いはない。毎日数千人のプレイヤーがゲームを遊んでいるものの、YAGERは145名のスタッフを抱えており、会社を維持できるほどの収益にはなってないのだろう。


サービス終了にむけては、ゲーム内のバランス調整が実施。リワードの増加やプログレッション進行が速くなったほか、さまざまな武器のパラメーター変更などが実施されている。9月27日のサービス終了を前に、もう一度惑星フォルトゥナIIIにおもむいてみるのもいいだろう。

『The Cycle: Frontier』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)で展開中。Steamではサービス終了時までダウンロードおよびプレイが可能である(Epic Gamesストアではダウンロードは不可でプレイのみ可能)。