Steam混沌レースゲーム『Monster Racing League』基本プレイ無料化。人がまったくいなかったゲーム、友人を誘って遊びやすく


デベロッパーFlightlessは6月27日、早期アクセスタイトルとして有料販売していた『Monster Racing League』を、基本プレイ無料化した。あわせてシーズンパスシステムを導入し、今後は基本プレイ無料ゲームとして運営されていくようである。


『Monster Racing League』は、マルチプレイ対応のバトル型レースゲームだ。道幅狭めのレースゲームとなっており、アイテムによる攻撃・防御の駆け引きに重きが置かれている。レース前にはモンスターおよび、アビリティとブースターを選択。うまくライバルを攻撃し蹴落とすことで一位をもぎ取るのだ。攻撃手段が幅広いので、それらをいかに防御するかというシールドを使った駆け引きも重要になる。

マルチプレイ仕様としては、最大10人のプレイヤーが参加可能。ロビー機能が存在するほか、ホストとして友人を招くといった基本的な要素も用意。また練習モードも用意されており、“嫌がらせの練習”も可能である。


クオータービュー視点の、戦闘重視のレースゲームとして開発されている『Monster Racing League』。今年3月に早期アクセス配信が開始され、ゲームは1200円で販売されていた。しかしプレイ人口についてはからっきしで、これまでの最大同時接続プレイヤー数は23(SteamDB)。プレイヤー数は一桁がほとんどで、人がまったくといっていいほど集まっていなかった。CPUが存在する練習モードなどでは遊べるだろうが、率直にいってマルチプレイゲームとしては成立していなかっただろう。

そうした経緯もあってか、今回本作は基本プレイ無料化されるに至った。基本プレイ無料化にあわせて、Ignition Race Passが導入。いわゆるシーズンパスシステムだ。プレイに応じて、さまざまなコスメやアイテムが獲得可能。1200円で販売されているプレミアムパスを購入すれば、さらに多くのアイテムが手に入る。本作をもともと購入していたユーザーには、このプレミアムパスが付与されるかたち。また本作のシーズンパスには期限がないのが特徴である。


あわせて、いくつかの種類のコスメDLCの販売がスタート。プレミアムパスとコスメDLCでマネタイズを図るねらいだろう。ゲームの開発は今後もされるようで、パーティーモードの開発や新たなコースの制作も進んでいるとのことである。

3月にスタートした有料販売から一転して、基本プレイ無料タイトルとして再出発をはかる『Monster Racing League』。パーティーツールとして一度さわってみるのもいいだろう。

『Monster Racing League』はPC(Steam)向けに配信中だ。