ピノキオ・ソウルライク『Lies of P』ディレクターが「回避」の調整などを公言。デモ版のフィードバックを受けて

『Lies of P』の開発チームは6月21日、デモ版のユーザーから受けたフィードバックについて、ディレクターが回答する動画を公開した。動画内では要望の多かった“回避”についても言及している。

Lies of P』の開発チームは6月21日、デモ版のユーザーから受けたフィードバックについて、ディレクターが回答する動画を公開した。動画内では要望の多かった“回避”についても言及し、発売までに調整をおこなう予定だとしている。

『Lies of P』はNEOWIZ傘下のRound8 Studioが手がける、ソウルライクアクションRPGだ。本作は古典童話「ピノッキオ」を題材に、残酷劇として脚色された設定が採用されている。舞台は19世紀後半から20世紀初頭のベル・エポック時代の、フランスの架空の街クラット。人形産業によって栄えていたクラットの街であったが、ある時人形たちが狂乱し人々の命を奪い始めた。狂気と血の渇きに毒されたクラットで目を覚ました主人公は、ゼペットを探すため街を冒険。狂乱する人形たちと戦い、クラットの街に平和を取り戻すべく戦うことになる。


本作に向けては、6月9日から6月27日までの期間限定でデモ版が配信中。Chapter 1とChapter 2の内容が収録されている。Steamでは配信後すぐさま最大同時接続プレイヤー数が1万5761人を記録。盛況を博している。またデモ版のプレイヤーに対してはアンケートを通じてフィードバックが募られており、製品版にプレイヤーの声が反映される可能性があると目されていた(関連記事)。

今回公開された動画ではこのアンケートなどを含めたユーザーからのフィードバックに対し、本作のディレクターであるチェ・ジウォン(崔 智遠)氏が回答する形となっている。


動画では独特な被り物をしたディレクターが、「多くのプレイヤーから好評、応援、フィードバックをたくさん頂いて興奮する日々を送っている」としながら、開発陣が考慮していた部分や検討していなかった部分について大量のフィードバックを受けたという。そうした経緯もあり、ディレクターとしての考えをあらかじめ伝え「デモ版を経験したプレイヤーが心配している部分について、開発陣がどう対応するのかを早めに紹介したい」と語っている。

動画によれば、回避についてのフィードバックがもっとも多く、懸念する声もあったという。多くのプレイ動画を確認したというチェ氏は、回避についてはゲームの重要な要素であるため慎重に扱う必要があるとしつつも、性能を修正する方向で動いていると語った。現在は修正した場合に影響を受ける部分について、開発チーム内で調査をしているという。


また、操作感についても改善をおこなう予定だという。キャラクターの移動、ロックオン、カメラ操作について改善していくほか、サウンドやエフェクト、モーションなどについてもクオリティアップを実施し、爽快感の底上げをはかるようだ。また、モンスターの攻撃パターンについても理不尽さを少しでもなくすため、プレイヤーが直感的に対処できるような調整をおこなっていくという。

そのほか、動画内ではゲームの最適化やサウンド、そしてレベル上げがホテルでしか出来ない理由などについても語っている。日本語字幕もついているため、気になる方は是非動画を確認してみてほしい。

なお、ディレクターの独特な被り物は、『Lies of P』公式トレイラーで確認することができるとあるキャラクターに関連しているようだ。まだまだ謎多き本作だが、発売に向けて今後も積極的な情報発信が期待される。


『Lies of P』はPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに、9月19日に発売予定。Xbox Game Passにも提供予定。デモ版は6月27日までの期間限定での配信となる見込み。

Akira Tabata
Akira Tabata

離島に暮らす雑食ゲーマー。物語性の高いゲームが特に好き。『League of Legends』はシーズン3からプレイ。学生時代を棒に振った。歴史ストラテジーゲームが好物です。

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