協力プレイ対応ホラーFPS『GTFO』大型アプデが突如配信。これまでとは一味違う、ひとひねりアップデート


デベロッパーの10 Chambersは6月15日、『GTFO』大型アップデートとなる「ALT://Rundown 5.0 Rebirth」を発表、配信を開始した。

『GTFO』はPvE形式の高難易度Co-op対応FPSだ。PC(Steam)向けに2019年12月に早期アクセス配信開始され、2021年12月に正式リリースされた。本作でプレイヤーはプリズナー(囚人)として最大4人のチームを組み、地下にある未知の施設の中でさまざまなミッションを遂行することとなる。ランダム性があり、マップの形やギミックは毎回一緒であるものの、物資の位置や敵の位置はすべてランダムに変化する。そのため、プレイごとに柔軟な対応が求められるゲームとなっている。本作は極めて高い難易度を特徴としており、昨年のミッションクリア率の統計は僅か13.79%であった。早期アクセス配信開始から3年が経過した現在でも、多くのプレイヤーを苦しませていることがわかる。


『GTFO』では、アップデートにて実装されるミッション群を「Rundown」と呼称している。そして最新のRundownが実装される度、入れ替えるようなかたちで過去のRundownが削除されていた。常に最新バージョンのミッションしかプレイできない仕様となっていたわけだ。しかし昨年10月、削除した過去のRundownすべてに調整を加えリメイクし「ALT://Rundown」として実装することを発表。これにより、過去のミッションに再び挑めるようになったのだ。

今回のアップデートで実装されたのは、リメイク5つ目となる「ALT://Rundown 5.0 Rebirth」だ。2021年6月から2021年12月の間に実装されていたRundown 005に調整を加えて再実装するものとなっており、実に13ものステージが追加される。過去のRundown 005では、サブタイトルの“Rebirth”(再生)を象徴する新たなギミックが登場しており、「ALT://Rundown 5.0 Rebirth」にも実装されることだろう。


そして、どうやら今回の「ALT://Rundown 5.0 Rebirth」は、これまでの「ALT://Rundown」とは少し違うようだ。「ALT://Rundown」は、削除された過去のRundownを再び実装することを目的としたものであり、リメイクに際して変化自体は少なく、MAPの構造が少し変化する程度であった。しかし、今回「ALT://Rundown 5.0 Rebirth」アップデートと同時にYouTubeにて公開されたトレイラーでは、本来Rundown 005に登場しないはずのモンスターが大々的に登場。コメント欄では、今までにない変化に驚きの声をあげているコメントがみられる。そもそも、『GTFO』がアップデートに際してトレイラー映像を公開するのは約1年ぶり。「ALT://Rundown」アップデートでは初めての出来事であり、今回のアップデートがこれまでとは一味違った内容であるということがうかがえる。


『GTFO』では今後も「ALT://Rundown」として、過去に実装されていたすべてのRundownをリメイクして実装予定だ。残すはRundown 006のみとなっており、すべての「ALT://Rundown」が実装されたあかつきには、ゲームのストーリーが凝縮されたRundown 8.0の実装を予定しているとのこと。今後のアップデートにも目が離せない作品となっている。

『GTFO』はPC(Steam)向けに配信中。ゲーム内は日本語表示にも対応している。アップデート「ALT://Rundown 5.0 Rebirth」は既に実装済みだ。また、今回のアップデートを記念して日本時間6月19日12時よりセールをおこなうとのこと。詳しくはアップデート内容をチェックしてほしい。