クラフトゾンビサバイバル『7 Days to Die』大型アプデがSteamで配信開始。クラフトシステムの刷新や遊びやすさ向上など、怒涛の一挙実装

 

デベロッパーのThe Fun Pimpsは6月13日、『7 Days to Die』の最新アップデートとなる「Alpha 21」のテスト版を配信開始し、リリースノートを公開した。本アップデートでは新コンテンツや新たなゲームシステムの追加、最適化や利便性向上などがおこなわれた。本バージョンは現在PC(Steam)でのみプレイ可能。

『7 Days to Die』はゾンビサバイバルゲームだ。シングルプレイおよびオンライン/オフラインマルチプレイにも対応する。プレイヤーはゾンビが蔓延る広大なオープンワールドを探索して物資を集め、生き残ることを目指す。そして、凶暴化したゾンビの大群が押し寄せる7日に一度のブラッドムーンの夜に備えて、基地を建設するのだ。本作は2013年12月に早期アクセスとして配信開始された。以来何度もアップデートを重ねながら、アルファ版として提供され続けてきた。

そして今回、本作の最新アップデートとなる「Alpha 21」が正式に公開され、テスト版がSteamに向けて配信された。Steamから本作のプロパティを開き、「betas」タブ内にある「latest_experimental」をクリックすることでプレイ可能だ。なお、現行バージョンとなる「Alpha 20」から引き続きプレイはできないとのこと。Alpha 21をプレイするには、古いセーブデータなどを削除する必要があるようだ。

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本アップデートではまず、多くの種類のオブジェクトが新たに追加された。建築パーツや乗り物、鍛造用ワークステーションなど、充実した内容が盛り込まれた。これにともない、ゲーム内のすべての探索スポット(PoI)でオブジェクトの再配置がおこなわれた。スポットの周囲には新たに建物などが配置され、探索のボリュームが増加したようだ。そして新たな探索スポットも追加され、Alpha21におけるスポットの数は合計200以上になったという。

また、探索スポットごとの難易度がゲーム内画面で表示されるようになった。難易度は1~5段階まで存在し、赤いドクロのアイコンの数によって示される。同時に、バイオームごとの難易度も表示されるように。こちらは1~2までの難易度が存在し、オレンジ色のドクロで示される。

さらに「Infestationクエスト」が新たに導入された。同クエストを受注すると、指定された探索スポットの難易度を一つ上昇させて挑戦することになる。出現するゾンビの数が倍増し、さらに危険な探索となるようだ。同クエストでは、特別な戦利品ボックスを報酬として獲得することができる。


また、本アップデートではクラフトシステムの刷新がおこなわれた。以前のバージョンまでは特殊技能(Perks)のレベルを上げると、新たなクラフトレシピが開放されていた。Alpha 21ではこの要素が削除され、特殊技能のレベルを上げなくともレシピを開放できるようになった。代わりに、さまなざまな種類の雑誌を読むことで、それに関連したクラフトスキルのレベルが上昇するように変更された。一定のレベルに達するとレシピが開放されるようだ。

くわえてシステム面では、「Chunkリセットシステム」が新たに導入された。この設定を有効にすると、一定期間放置したChunk(チャンク/本作におけるマップエリアの単位)のオブジェクトが元の状態にリセットされるようになった。ゲーム内で指定した時間の間、Chunkに近づかないことでリセットがおこなわれる。これによって、探索済みの建物でも戦利品が補充され、破壊された状態から元通りに回復するようになったのだ。なお、ベッドや車などのプレイヤーが所有する重要なオブジェクトの周辺では、オブジェクトはリセットされない。


本アップデートではほかにもさまなざま利便性向上が図られている。任意のレシピに足りない素材を確認しやすいよう、リストで固定表示するレシピトラッカー機能が追加。また、死亡地点の近くでのリスポーンが可能となった。HUD非表示機能や、ゲーム開始時におこなわれるチュートリアルクエストの簡略化も導入された。

このほか、本アップデートではゲーム全体のバランス調整や最適化などもおこなわれている。詳細は、本作公式サイトで公開されているリリースノートより確認可能だ。

『7 Days to Die』Alpha 21は、Steam(Windows/Mac/LinuxOS)向けに配信中。ゲーム本体はMicrosoft Store向けにも発売中だ。PC Game Passにも対応している。