スクウェア・エニックスは6月12日、『ファイナルファンタジーXVI』(以下、FF16)の体験版を、本日6月12日午後5時からPS Storeにて配信すると発表した。対応プラットフォームはPS5。
『FF16』は、『ファイナルファンタジー』シリーズのナンバリング最新作。本作の舞台となるヴァリスゼアと呼ばれる世界では、エーテルを生み出す源マザークリスタルを巡って戦乱が起こり、強大な召喚獣の力を宿すドミナントたちが、戦いへと駆り出されていった。そして主人公であるロザリア公国の第一王子クライヴ・ロズフィールドもまた、戦乱の渦に巻き込まれていく。
『FF16』の体験版配信は、アメリカ・ロサンゼルスで開催された本作のプレローンチイベントにて、プロデューサーを務める吉田直樹氏から直接発表された。また体験版の内容についての説明もおこなわれた。
体験版には、本作のオープニングにあたるプロローグ部分が収録され、製品版とまったく同じものだという。2時間から2時間半のボリュームがあり、オープニングということでカットシーンが多めの内容とのこと。そのなかでプレイヤーは『FF16』の世界観を知り、主人公クライヴの旅のスタートとなる出来事を目にすることとなる。なお、体験版のセーブデータは製品版に引き継ぎ可能。プレイヤーは製品版を購入すると、オープニングの続きから遊び始められる。
さらに体験版内では、一度クリアすると「召喚獣アクション トライアル」と呼ばれるコンテンツがアンロックされ、タイトル画面から選択してプレイ可能になるという。上述したプロローグ部分は本作の序盤にあたるため、クライヴが扱える召喚獣アクションが少ない。そこで、本作のバトルをより深く知ることができるように、召喚獣のアビリティを少しアンロックさせた状態のクライヴでプレイできる召喚獣アクション トライアルが用意されたそうだ。ここではサポートアクセサリも試すことができるとのこと。
なお先述のプレローンチイベントでは、本作の開発にはプラチナゲームズと、スクウェア・エニックスの『キングダム ハーツ』チームも参加していることが明かされた。吉田直樹氏によると、本作ではリアルタイムアクションに本気でチャレンジするなかで、できるだけたくさんのバトルコンテンツをプレイヤーに届けたいと考え、バトルアクション開発に秀でた両チームの力を借りたそうだ。その結果、“とてつもない規模”のゲームに仕上がったとのこと。なお吉田氏は、両チームが具体的にどの部分の開発を担当したのかは、何かの機会があれば話したいと述べ、現時点では詳細は伏せられた。
『ファイナルファンタジーXVI』は、PS5向けに6月22日発売予定。そして体験版は本日6月12日午後5時にPS Storeにて配信予定だ。