命賭けVRカジノバトル『Death Game Hotel』発表。マルチ対応の“18禁”作品、自らの“身体の部位”を賭けて凄惨イカサマデスゲームに挑む
デベロッパーのWhite Owlsは6月2日、命賭けVRカジノバトルゲーム『Death Game Hotel』を発表した。対応プラットフォームはMeta Quest 2/Quest 3/Quest Proで、配信時期は未定。
『Death Game Hotel』は、自らの“肉体そのもの”を賭け金として優勝を目指すVRカジノバトルゲームだ。舞台となるのは、極東アジアの秘密の場所で開催され「優勝すれば欲しいものはなんでも手に入る」といわれるギャンブル大会「Death Game 2000」。シングルプレイおよび最大6人でのオンラインマルチプレイに対応し、シングルプレイモードで優勝するとオンラインモードもプレイ可能になる模様である。
本作には「死神の盃」と「デスポーカー」という、オリジナルのギャンブルゲーム2種類が収録。それぞれの詳細はまだ明かされていないが、本作ならではのゲームルールが採用されているとのこと。シングルプレイモードでは、世界中から集められたという個性的なギャンブラーたちとのトーナメントを戦うことになるようだ。そしてプレイヤーは、チップを賭けてゲームに参加。さらに、チップの代わりに自らの“身体の部位”を賭けることもできるという。
身体の部位を賭けた戦いに負けると、その部位を失ってしまう。トレイラーでは、両腕や両眼、両耳、口といった部位を失い、苦しみ悶えるキャラクターたちの様子がみられる。身体の部位を失うと、その場所に合わせた後述するペナルティを受けるそうだ。VRゲームである本作では、“死のペナルティ”の疑似体験が可能となり、現実のギャンブルでは起こり得ない命賭けの緊張感とドラマを楽しめるとのこと。
各ゲームにおいては、敵を欺くためのイカサマアイテムを使用可能。たとえば、「山札の中身が見える」「手札を有利な手札に交換する」などの効果のアイテムが用意され、ゲームを有利に進めることができる。ただし、身体の部位が欠けているとイカサマをおこなえない。またVRであることから、目の前のプレイヤーがイカサマをおこなう瞬間の動きを見ることができ、そこから生まれる駆け引きも存在するそうだ。
本作の開発元White Owlsは、『レッドシーズプロファイル(Deadly Premonition)』や『D4: Dark Dreams Don’t Die』『The MISSING -J.J.マクフィールドと追憶島-』『The Good Life』などのクリエイターとして知られる、SWERYこと末弘秀孝氏のスタジオ。本作は、同スタジオとして初めて手がけるVR作品となる。肉体の一部を失い血飛沫が飛ぶなど、かなり強烈な表現が含まれる模様で、対象年齢が18歳以上(IARC)に指定されている点には注意が必要だ。
『Death Game Hotel』は、Meta Quest 2/Quest 3/Quest Pro向けに開発中。配信時期は未定だ。