浮島のんびりサバイバル『Solarpunk』正式発表。空に浮かぶ島で農園・牧場生活、飛空艇を建造して大空の旅
パブリッシャーのrokaplayは5月30日、Cyberwaveが手がけるサバイバルゲーム『Solarpunk』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年第3四半期に早期アクセス配信予定。
『Solarpunk』は、空に浮かぶ島々を舞台にする協力プレイ対応のサバイバルゲームだ。『マインクラフト』や『Stardew Valley』『Raft』などから影響を受けて開発中。サバイバルとはいっても、“cozy”な作品であるとされているため、のんびりマイペースに楽しめるゲームプレイとなるようだ。
本作にてプレイヤーは、さまざまなクラフト要素を用いながらサバイバル生活を送る。浮島を探索して資源を入手し、まずは拠点となる家を建築。壁や床、屋根などのパーツを自由に組み合わせて、どこでも好きな場所に建築でき、また家具などのアイテムも配置可能とのこと。
作業台では、設計図をもとにさまざまな道具や機械などをクラフト可能だ。後述する農園の水やりのためのスプリンクラーや、作業を自動化させるためのロボット、あるいは発電設備なども、ここでクラフトすることになる模様。発電した電力は、目的の機械へと電線を繋ぐことで稼働させられる。
浮島には自然豊かな環境が広がっており、山や川、湖あるいは洞窟なども存在。探索で遠征するにあたっては、大きな脅威にさらされることは特にないものの、サバイバルゲームらしく体力や空腹度、喉の渇きといったステータスには注意を払う必要があるという。そして体力がゼロになると、保有アイテムをすべてその場にドロップし、最後にセーブした場所に戻されるそうだ。
食料の調達手段としては、農園を作ることができる。そこで収穫できる野菜や果物は、本作での主な食料になるとのこと。また動物を飼うこともでき、豚やニワトリや、羊などが登場。もっとも、動物はあくまで共生する存在であり食用の家畜ではない。ただし、ちゃんと餌をあげて世話してあげることで、たとえば豚ならばトリュフを見つけてきてくれるそうだ。ほかにも、養蜂をして蜂蜜を得ることもできる。
本作の世界では天候の変化が表現され、先述した発電設備はその影響を受ける要素のひとつ。天気予報を確認することをでき、太陽光や風力、水力発電の設備を、バランスよく配置することが重要になるだろう。また、雨水を貯められる設備を用意すると、晴れが続いた日の農園への水やりも安心だ。
プレイヤーはやがて飛空挺を建造し、ほかの浮島を訪れることができるようになる。飛空挺は太陽光発電で動作し、バッテリー容量を拡張させれば航続可能距離が伸びる。ほかにも、エンジンやソーラーパネル、舵、格納庫もアップグレード可能だそうだ。
飛空挺で旅するなかでは、行商人の空飛ぶショップに出会えることがある。行商人は晴れた日にだけ現れ、さまざまな便利アイテムを販売してくれるという。その中にはクラフト用の設計図も含まれる。また、育てた農作物との物々交換にも応じてくれるとのこと。
『Solarpunk』は、PC(Steam)向けに2024年第3四半期に早期アクセス配信予定だ。また、本作については現在Kickstarterにてクラフドファンディングキャンペーンが実施されており、本稿執筆時点ですでに初期目標金額を突破。これによりNintendo Switch/PS/Xboxへの移植や、日本語表示対応が決定している。正式リリースは2024年内に予定されており、日本語を含む追加言語はそれまでに実装する計画とのことだ。