PvP脱出シューター『Marathon』発表。『Destiny』開発元が贈る、プレイヤーの行動がゲーム世界を“変える”SFシューター

Bungieは5月25日、『Marathon』を発表した。未来の世界を舞台とした、PvP脱出シューターゲームだ。

デベロッパーのBungieは5月25日、『Marathon』を発表した。対応プラットフォームはPC/PS5/Xbox Series X|S。クロスセーブとクロスプレイに対応予定だ。


『Marathon』はPvP脱出シューターゲームだ。舞台となる世界は2850年ごろ。人々はクローン技術によって、自分の意識を人工ボディへ自由に移し変えることが可能になっていた。このような世界で、プレイヤーは“ランナー”として、名声と悪名を求めて未知なる世界に飛びこむことになる。

本作はPvP要素のある脱出シューターと謳われている。人工ボディを用いて、他プレイヤーと争うようなゲーム内容になるだろう。PlayStation.Blogによると本作ではPvPでのプレイを基盤にストーリーが展開。シングルプレイキャンペーンは存在しないそうだ。

また本作では常に変化し続ける世界でプレイヤーは戦うことになるようだ。シーズンごとにプレイヤーたちが世界に与えた影響がほかのプレイヤーとも共有されるとのこと。たとえば誰かがマップの新たなエリアを開放した場合、ほかのプレイヤーもそのエリアを探索できるようになるという。



本作は、1994年にBungieが手がけた『Marathon』のリブート版となる。同作はMac向けにリリースされた一人称視点のシューティングゲームだ。2Dドット絵と3Dを組み合わせて描かれたオールドスクールなFPSであり、宇宙を舞台にプレイヤーは地球外生命体と戦いを繰り広げる。一方、同名のリブート版となる本作ではプレイヤー同士での脱出を巡る戦いが主なゲームプレイとなる。初作と同じく未来を舞台にしていながらも、舞台設定や内容は一新されたものとなるのだろう。

また、本作は『Halo』と『Destiny』の制作陣によって開発されているとのこと。ゲームディレクターはChristopher Barrett氏が担当する。同氏いわくオリジナルの『Marathon』をリスペクトしつつ、ストーリーやテーマを踏襲。同時に新たなビジョンのもとで、前作をまったく知らないプレイヤーでも楽しめるように開発されているという。

なお、Bungieは初代『Marathon』をオープンソースのゲームエンジン「Aleph One」として公開している。くわえて続編となる『Marathon 2: Durandal』と『Marathon Infinity』も同サイトで公開中だ。

『Marathon』は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに発売予定だ。

Yusuke Fujii
Yusuke Fujii

JRPGのストーリーと音楽が大好き。PvPは見る専。

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