広大オープンワールド『Towers of Aghasba』正式発表。かつてプロトタイプ映像が話題となった壮大スケールマルチ探索ゲーム


Dreamlit Gamesは5月25日、『Towers of Aghasba』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5。発売時期は2024年。


『Towers of Aghasba』は、広大な世界を舞台としたオープンワールドゲームだ。舞台となるのは、Aghasbaと呼ばれる地。人々はかつて離れたこの地へと舞い戻っていた。この地は肥沃であったはずが、生態系のバランスが崩れ一部荒廃してしまった。プレイヤーはこの地に住む部族の一員として、村づくりをする。自然を護りつつ探索を進め、Aghasbaを発展させていくのだ。

できることはさまざま。広大なフィールドを探索し、奇妙な生物らと友達になることが可能だという。地上を移動するほか、パラグライダーのようなツールで空を滑空したり、あるいは水中に潜ったりと、立体的に探索をしていこう。あるいは、巨大生物の上に乗って移動するようなシチュエーションもある。また荒廃した地では植物を植え、それらの成長を見守るといった要素もあるという。そのほか、村を発展させる上では建築などもするようだ。また本作にはマルチプレイも搭載されるようで、友人とそうしたアクティビティを楽しむことができるという。


本作は2019年に『Towers』というタイトル名でプロトタイプ映像が公開。『ワンダと巨像』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『牧場物語』「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」から影響を受けて作っているとして公開されたプロトタイプ映像は、さまざまな要素が盛り込まれた壮大なゲームを予感させるとして、大きな反響を呼んだ(関連記事)。3年の時を経て、正式発表に至ったようだ。

※ 話題となったプロトタイプ映像


プロトタイプ段階では、開発元含めて謎の多い作品であった。しかし、その後製品として制作が進められおり、開発元含めてさまざまな情報が開示されている。公式ホームページ情報によると、ゲームディレクターを務めるのは、かつてウォールトディズニーやthatgamecompanyに在籍しデザインなどに携わったKhang Le氏。Dreamlit Gamesは現在20名以上のスタッフが在籍し、それぞれ業界でのキャリアのある経験者のようだ。また、パブリッシングパートナーとしては、ゲーム系のファンディング企業KOWLOON NIGHTSから支援を受けているとのこと。

正式にお披露目された『Towers』こと『Towers of Aghasba』。ほかにはないオープンワールドゲームとして、野心的に開発されているようだ。今後の続報を楽しみにしておこう