『崩壊:スターレイル』のヘルタの「クルクルー」が人気すぎてネットミーム化。世界のKURUKURU

『崩壊:スターレイル』のヘルタのセリフが、一部ファンから面白がられている。ヘルタは追加攻撃時に「クルクルー」「クルリン」という掛け声を出しながら敵をアタックする。かわいい。

『崩壊:スターレイル』のヘルタのセリフが、一部ファンから面白がられている。ゲーム序盤によく聞くことが多いせいか、世界的に人気のセリフになりつつあるようだ。


『崩壊:スターレイル』は、『原神』や『崩壊3rd』なども展開中のブランドHoYoverseから配信中の、スペースファンタジーRPGである。舞台となるのは、星神(アイオーン)と呼ばれる神や、災厄の源「星核」などが存在する世界。プレイヤーは星核を埋め込まれたハンターとして、星核にまつわる謎を突き止めるべく冒険に出かけていく。

ヘルタは、宇宙ステーション「ヘルタ」の主だ。優れた知能をもつ大科学者であるが、共感性に欠け、言動もかなり突飛。プレイヤーの前には、遠隔で操作できる人形の姿で登場する。それゆえに、ステーション内に何体ものヘルタを見かけることもある。本作の登場人物はほとんどが変人であるが、その中で特にぶっとんだキャラである。なお、日本語版の声優は山崎はるかさんが担当している。


そんなヘルタは、パーティーメンバーとしても戦闘に参加。ヘルタは追加攻撃時に「クルクルー」「クルリン」という掛け声を出しながら敵をアタック。このヘルタのセリフが異様な人気を博しているのだ。下の動画などを見れば、その様子がわかるだろう。


ヘルタは、運命タイプとしては知恵型のキャラクター。ヘルタの最大の特徴は、やたら頻繁に発動する追加攻撃である。というのも、ヘルタは天賦(特別スキル)として、「味方の攻撃が敵の残りHPを50%以下にした時、敵全体に氷属性の追加攻撃を与える」というスキルをもっている。どういうことかというと、味方の攻撃で敵のHPを半分以下に減らせば、ヘルタが自分のターンでないにもかかわらず、敵全体に追加攻撃を入れるのだ。その時に発する言葉が「クルクルー」「クルリン」なのである。


このスキルは「やっぱり私がやる」という名がついているのだが、その名に相応しい発動頻度をもつ。とにかくこの追加攻撃は出やすいのだ。発動条件自体がかなりゆるいので普通に連発しまくるのである。そして、このセリフはかわいい。もともとヘルタ自体が幼い容姿をしており、舌足らずな喋り方をする。幾度の「クルクルー」「クルリン」を聞いていれば、どこかで病みつきになってくるだろう。というか、筆者がそうである。

「クルクルー」「クルリン」は日本語音声限定のセリフながら、YouTube上では「KURUKURU」動画が大量に投稿されており、それらは10万~100万回以上再生されているのだから、驚きだ。KURUKURUというセリフにあわせて、ヘルタに回らせるMADなども散見される。特に人気なのは、なぜか『スーパーマリオワールド』のエンディングにあわせて、ヘルタが回っている動画。圧倒的KURUKURU人気である。

※ なお、中国語音声では追加攻撃時に「KURURU―」と言うので、日本語音声はそちらに寄せていると考えられる。

※ 「クルクルー」「クルリン」が好きすぎてアラームを作り出した人も

ヘルタといえば、事実上の配布キャラ。模擬宇宙をプレイすることで確実に手に入る。手に入りやすく、使い勝手も良く、さらに発動回数が多いことから、プレイヤーのお気に入りのセリフになったのだろう。なお、「KURUKURU~」は本作のリリース前ベータテストの時点で人気を博していたようだ。


なお、ヘルタのセリフとしては必殺技発動時の「こんな大きなダイヤモンド、あげるねー」という言葉も印象的。しかしこちらは「KURUKURU」ほど人気はない。「KURUKURU」自体が英語圏で人気なこともあり、わかりやすさや、発音のしやすさは重要なのだろう。

『崩壊:スターレイル』は、PC(公式サイト/Epic Gamesストア)/iOS/Android向けに4月26日より配信中だ。今後はPlayStationプラットフォーム向けのリリースも発表されている。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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