パブリッシャーのGun Interactiveは5月21日、非対称型マルチプレイ対戦ゲーム『The Texas Chain Saw Massacre』のテクニカルテストへの参加者の募集を、PC(Steam)にて開始した。同プレイテストは海外時間5月25日から実施予定。
『The Texas Chain Saw Massacre』は、1974年公開のホラー映画「悪魔のいけにえ(The Texas Chain Saw Massacre)」をもとにした、三人称視点の非対称型マルチプレイ対戦ゲームだ。本作では、テキサス州オースティンを訪れた大学生Maria Floresが行方不明となり、妹のAnaと友人らが捜索に向かったところで、殺人鬼の一家に襲われることとなる。
本作では、3人(殺人鬼)対4人(生存者)という少し珍しい形式の非対称型マルチプレイが採用。原作映画においては、人間の顔の皮をマスクにして被るレザーフェイスをはじめとした殺人鬼一家が登場し、若者たちを次々に惨殺していく。複数の殺人鬼の存在が特徴であることから、本作にも反映されたという。生存者側には、上述したオリジナルのキャストが登場。一方で殺人鬼側にはレザーフェイスらのほかに、原作映画の脚本を手がけたKim Henkel氏の協力のもと、新たなキャラクターが追加される。
マップには、原作映画をモチーフにしたロケーションが用意。その中で生存者側のプレイヤーは、ステルスプレイを主体としながら協力して必要なツールを集め、マップから脱出できれば勝利だ。対する殺人鬼側のプレイヤーは、生存者を追跡して探し出し、脱出の阻止を目指す。
生存者のキャラクターには、スタミナや強靭さ、またステルス能力や鍵開け能力といったステータスが存在し、スキルツリーを通じてそのバランスを調整できる。またキャラクター固有のアビリティも存在し、たとえばConnieはスタミナなどを消費して鍵を素早く開けることができ、Sonnyは音によって周囲の人物の位置を特定可能だ。
一方の殺人鬼キャラクターにも、近接攻撃ダメージやスタミナ、生存者から得られる血液量といったステータスがあり、スキルツリーを通じて任意に強化できる。そしてアビリティとして、たとえばレザーフェイスはチェーンソーの発動、ヒッチハイカーはトラップの設置が可能だ。また、新キャラクターのJohnnyは生存者の足跡を可視化でき、Sissyはマップ内のアイテムに毒を仕込める。
さらに、殺人鬼キャラクターにはそれぞれ固有の特性がある。たとえば生存者が設置できるバリケードは、ヒッチハイカーのような小柄な殺人鬼を足止めできるが、レザーフェイスはそれを破壊可能。一方でヒッチハイカーは持久力が高く、生存者を執拗に追い回すことができるという。もっとも、強力そうにみえる殺人鬼も単独で行動すると不利になりやすく、3人のプレイヤーが協力し合うことを求められるゲームバランスになっているそうだ。
今回のテクニカルテストは、海外時間5月25日から28日にかけて実施予定。Steamのストアページにある「The Texas Chain Saw Massacre Playtestに参加」からアクセスをリクエストすると応募完了となり、当選者には後日案内が届く。参加人数は限定されるものの、ストレステストを目的としており、実施期間中も参加者をどんどん増やしていく計画だそうだ。
プレイできるコンテンツとしては、Family Houseマップでの対戦となり、生存者キャラクターは全5人いるうちLeland・Connie・Sonny・Anaを利用可能。一方の殺人鬼キャラクターは、レザーフェイス・ヒッチハイカー・コックの3人。新キャラはお預けとなる。発表では、PCの要求スペックなども公開されているため、参加を希望する方はチェックしてほしい。
『The Texas Chain Saw Massacre』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに8月18日発売予定(日本ではSteam版は8月19日配信予定)。Xbox Game Pass向けにも提供される。