Steam砂漠の旅見守りゲーム『まぼろしキャラバン』5月19日早期アクセス配信開始へ。自動で旅するキャラバンを時々手助け


個人デベロッパーのDear Done Deadは5月11日、『まぼろしキャラバン』を5月19日に早期アクセス配信開始することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam )。早期アクセス開始時点での価格は310円となる予定だ。なお、PC(Steam/itch.io)にて本作のデモ版が配信中。


『まぼろしキャラバン』は見守り型放置系シミュレーションゲームだ。舞台となるのは死者の魂を縛るといわれる呪われた地、鎖砂漠。そこには砂漠に囚われた魂を解放することを目的として、旅をしているまぼろしのキャラバンが存在している。プレイヤーはキャラバンを観測する“高位の存在”となり、このキャラバンを見守り、時には力を貸してあげよう。

プレイヤーはあくまでも観測者であるため、キャラバンは自分で目的地を決めて行動する。基本的にゲームの大部分は自動進行し、発生した出来事は「記録」に更新して表記されていく。一方で、プレイヤーの操作を必要とする場面は定期的に存在。たとえばデモ版によるプレイでは、戦闘を経るとキャラバン隊員の体力ゲージが減少する。時々「メンバー」を確認して、資源を支払うことで回復してあげよう。また、道中にはクリックしないと入手できない物資が落ちていることがある。これらの要素については、定期的に見て管理してあげる必要がある。


本作ではキャラバンが砂漠を旅していると、さまよう魂がキャラバンに加わることがある。資源を支払うことで彼らを実体化させ、共に砂漠を旅しよう。魂たちが戦闘や探索などの経験を積んでいくと、ステータスのCHAINが減少。このゲージが0になると、鎖砂漠から魂を解放してあげることができるようになる。

また、プレイヤーは資源を用いてキャラバンを支援することができる。デモ版では指定される資源を支払うことで、キャラバンをレベルアップすることが可能。キャラバンの人数上限の拡大や、恒久的なステータス上昇効果が得られる。さらに特定の資源を使うことで、プレイヤーは「奇跡」を起こすことが可能。アイテムを与えるなど、いくつかの恩恵をキャラバンにもたらすことができる。これらの操作をおこなって、より効率的な魂の解放を手助けしていこう。


本作を手がけるのはDear Done Dead、およびそれを運営する個人デベロッパーのdíː氏だ。同氏は過去に、地獄生活シム『ヘルズ・ハイ・ハーモナイザーズ』などをリリース。同作では地獄の役人として多様な住民と交流する様子が、ピクセルアートによる幻想的な世界にて描かれていた。本作『まぼろしキャラバン』のデモ版を遊ぶ限り、自動進行やゆるく楽しめるゲームプレイなど過去作から継承された要素も確認できる。

Steamストアページによると、本作の早期アクセス配信期間は半年から1年を予定しているとのこと。正式リリースに向けては、旅の目的地や仲間の種類、道中で発生するイベントを追加していくようだ。また、フィードバックを参考に操作面や翻訳の改善をおこなうとのこと。これらの追加に応じて、本作の価格は上げられる予定だ。

『まぼろしキャラバン』はPC(Steam)向けに5月19日早期アクセス配信開始予定だ。なお、PC(Steam/itch.io)にて本作のデモ版が配信中。