“油断大敵”街づくりゲーム『Pile Up!』5月27日早期アクセス配信へ。爆発注意なまったりドキドキ都市建設

パブリッシャーのNext in Gameは5月2日、『Pile Up!』を日本時間5月27日に早期アクセス配信開始すると発表した。小さな島で都市を作り上げていく空間マネジメントシティビルダーだ。

パブリッシャーのNext in Gameは5月2日、『Pile Up!』を日本時間5月27日に早期アクセス配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページの表記によれば、日本語表示にも対応している。


『Pile Up!』は、空間マネジメントシティービルダーだ。狭いスペースしかない小さな島で、プレイヤーはひとつの都市を作り上げていく。“危険”な建物を建設し、人口を増加させて街を発展させるのが主な目的だ。本作ではゲーム内時間が経過するにつれ、新しい施設が開放されていく。施設を最大限活用するためには、多彩な「工場」を上手く扱う必要がある。人口を増やせるものやほかの施設の効果を向上させるものなど、多種多様な施設を増設し、この小さな島で建物をどんどん積み上げていくわけだ。機能的な都市を建設するため、限られた空間をどう使うか。プレイヤーの頭脳と手腕が問われるところだろう。

都市が大きくなるにつれ、住民のためにインフラも整備しなければならない。ガス、電気と水道、どれもが住民の幸福度に直結するものだ。しかし、施設の配置には細心の注意を払う必要がある。火の気がある場所にうっかりガスタンクを置いてしまえば、それまで苦心して積み上げてきた都市は爆発の中で崩れ落ちていくだろう。限りある空間を上手く使いながらも、どこに何を作ったか、しっかり把握する必要があるわけだ。本作は一見落ち着いた雰囲気とのどかなBGMとは裏腹に、緊張感のあるゲームプレイが楽しめるのだろう。



本作を手がけるRemoobは、トルコを拠点とするインディースタジオ。『Pile Up!』は同スタジオのSteamデビュー作となる。ちなみに、同スタジオはitch.ioにて、過去のゲームジャム(短時間でゲームを開発して発表するイベント)参加作を無料で公開している。さまざまなテーマとジャンルに挑戦してきたRemoobスタジオ。シティービルダーという新しい試みにも注目したい。

本作は去年の10月に開催されたSteam Nextフェスでデモ版が配信され(現在は配信終了している)、今年の第1四半期にリリースされる予定だった。しかし今年の1月に、さらなるクオリティアップのため、リリースを第2四半期に延期する旨が発表。このたび発売日が日本時間5月27日に決定されたかたちだ。デモ版からさらに磨きがかかった『Pile Up!』の登場を楽しみにしたい。

『Pile Up!』はPC(Steam)向けに、日本時間5月27日に早期アクセス配信される予定だ。

Chen Lichun
Chen Lichun

インディーゲームとローグライクが好き。本とゲームを積むのが得意。

Articles: 36