オープンワールドマルチ協力可サバイバルクラフト『Enshrouded』発表。『ポータルナイツ』開発元による、新作ボクセルアクション

ゲームスタジオのKeen Gamesは5月4日、オープンワールドサバイバルクラフト『Enshrouded』を発表した。対応予定プラットフォームはPC(Steam)および PlayStation 5/Xbox Series X|S。

ゲームスタジオのKeen Gamesは5月4日、『Enshrouded』を発表した。対応予定プラットフォームはPC(Steam)および PlayStation 5/Xbox Series X|S。本作は今年Steamにて早期アクセス配信を開始し、来年コンソール向けに正式版がリリース予定だ。

『Enshrouded』はボクセルベースの広大な世界で展開される、サバイバルクラフト・アクションRPGだ。本作の舞台は霧に覆われ、崩壊した王国。プレイヤーは王国滅亡の秘密を解明するために、旅をすることになる。力をつけて敵を打ち倒し、霧の恐怖を乗り越えていくのだ。なお本作は最大16人での協力プレイに対応している。

オープンワールドな本作の世界で、プレイヤーは何も所持していない状態でゲームを始める。生き延びるために必要な物資は、すべて採集しクラフトする必要があるのだ。木材を集め動物を狩るところから始め、冒険の準備を整えていく。


本作には剣・盾・弓・杖の4種類の武器が存在。これらを使いこなし、各地に多数存在している敵を倒していこう。どのような戦闘スタイルにするかは、詳細なスキルツリーシステムでカスタマイズ可能。格闘術や強力な呪文、基礎的な戦闘スキルを獲得することができるとのこと。また、武器や防具もクラフトしカスタマイズすることができる。自由にビルドを組み立て、自分好みの戦闘を楽しめるのだろう。

こうした戦闘スタイルを用いて、協力プレイを楽しむことが可能。強力な攻撃役や手厚い後方支援など、お互いに役割を補完することで、強敵を倒すゲームプレイなどが楽しめるようだ。


さらに、本作ではボクセルベースの建築を自由におこなうことができるという。建設はブロックを配置して、床や壁を形づくることでおこなわれる。また、材料や家具には膨大な種類が存在。建てたい場所に、自分だけのカスタマイズの建築物を作ることができるのだ。なおプレイヤーの建築物にはNPCが避難してくることもあるという。鍛冶など特別な能力をもつ者が訪れれば、便利な拠点として活用することができるのだろう。

本作を手がけるのは、ドイツに拠点を置くKeen Gamesだ。同スタジオは過去にサンドボックスARPGの『ポータルナイツ』などの作品をリリースしている。同作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、1万5474件中83%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。同作は『マインクラフト』に代表されるサンドボックスジャンルのゲームながら、敵との戦闘や探索に特化している点など、独自のARPG要素で好評を集めているようだ。そして本作『Enshrouded』はそうした要素を受け継ぎつつ、よりARPG要素に力点を置いて開発された様子だ。

Steamストアページによると、本作のコアとなるゲームプレイは完成しているという。このため、早期アクセス配信期間中にはゲームプレイの改善と追加がおこなわれるとのこと。マップの拡張やクラフト・建築要素の充実、新たな戦闘スキルの追加を計画しているようだ。

『Enshrouded』はPC(Steam)および PlayStation 5/Xbox Series X|S向けに発売予定。今年Steamにて早期アクセス配信を開始し、来年コンソール向けに正式版がリリース予定だ。

Yusuke Fujii
Yusuke Fujii

JRPGのストーリーと音楽が大好き。PvPは見る専。

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