リアル科学捜査ゲーム『東京サイコデミック』発表。実写&イラスト混合スタイルで、探偵がカルトの闇を追う


グラビティゲームアライズ株式会社は4月27日、リアル科学捜査シミュレーションゲーム『東京サイコデミック~公安調査庁特別事象科学情報分析室 特殊捜査事件簿~』(以下、『東京サイコデミック』)を発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam)および、Nintendo Switch/PS4/PS5を予定している。

『東京サイコデミック』は、未解決事件を再検証するリアル科学シミュレーションゲームだ。舞台は現代の東京。超能力の研究による人体実験がおこなわれたとされる「異能教団事件」の存在が噂された矢先、東京に致死率80%にも及ぶ未知のウイルスが蔓延。主要官僚らもその餌食となった。しかし、臨時政府の若い世代の政治家たちの手腕によって、日本はウイルスの脅威を乗り越える。それから4年後。異能教団の実験体とされた異能者たちは、パンデミックを隠れ蓑に息を潜めつつ暗躍していた。一方、過去に異能教団に捕らえられ、実験体にされた経験がある主人公は、その因縁と異能教団の野望を断ち切るべく、未解決事件へ挑むことになる。

本作では、探偵事務所へ届く未解決事件に関する情報を調査し、事件の真相を解明することが目的のひとつになるようだ。主人公が調査する情報は、事件現場の写真や証拠画像、防犯カメラの映像などさまざま。特に防犯カメラの映像からは、被害者の行動などが確認でき、犯人の動機をはじめとした多くの情報が得られるという。本作の発表と共に公開されたトレイラーには映像分析をおこなっているシーンが登場しており、本格的な調査風景が確認できる。

そして、事件現場の見取り図や写真、被害者や容疑者といった人物の関係性など、主人公が調査した情報はエビデンスボードにまとめられる。エビデンスボードには刑事ドラマで見かける捜査本部さながらに事件の情報がまとめられ、真相究明に役に立ちそうだ。なお、監視カメラの映像などが実写で描画されているのもかなり特徴的な点。トレイラーではニュース風映像なども実写で作り込まれている。一方で、エビデンスボードなどでの人物描写はイラストとなっている。実写/イラスト併用のやや珍しいスタイルの作品となりそうだ。


ちなみに、本作では主人公1人で事件調査をするわけではないようで、主人公にとっての協力者と思われる人物が現時点で2人ほどトレイラーに登場している。1人は赤いジャケットを着た女性の紅葉巴杏だ。彼女は探偵事務所の助手を務めているそうで、映像内では推理の手助けをしてくれているシーンが確認できる。もう1人は探偵事務所の所長である岩井賢二だ。映像では面会室のようなところで会話をしており、どんな事情があるのか気になるところである。


『東京サイコデミック』は、PC(Steam)および、Nintendo Switch/PS4/PS5向けに発売予定。発売日は未定となっているものの、近日中にSteam向けに体験版の公開を予定しているそうだ。