ローグライトコロニーシム『Against the Storm』最新アプデは“過去最大規模”。キツネ(?)の新種族や新システムなどいろいろ実装
パブリッシャーのHooded Horse/デベロッパーのEremite Gamesは4月14日、ローグライトシティビルダー『Against the Storm』に向け、アップデート「Sentinels of the Forest」の配信を開始した。同アップデートにて新種族「フォックス」などが追加。同時に定価引き上げ前最後とみられるセールがおこなわれている。
本作は、雨の降り続けるダークファンタジー世界を舞台にしたローグライク要素のあるシティビルダー。プレイヤーはスコーチ・クイーンの命を受けた「総督」として、荒野に潜むさまざまな危険と対峙しながら開拓地を発展させてゆく。入植地に配置される資源、入植してくる住民の種族、アンロックされる建物など、多くの要素がランダムとなっており、何度でも新鮮なプレイが楽しめるのが特徴だ。
今回のアップデートは過去最大規模とされ、新種族である「フォックス」の追加をはじめ、各種族への固有能力、「餓えの許容限度」などの新規要素が実装。さらに新たな指令、建物、食料、イベントなども追加された。さらにバランス調整、UIの改善、ゲーム全体のパフォーマンスと安定性の改善など、多数の内容が盛り込まれている。
本アップデートの目玉である新種族フォックスは、森林との関わりが深く、森からの敵意に対する完全な耐性をもっているとのこと。また彼らは優秀な斥候であり、空き地イベントの解決速度が速い。そのほか、雨水での作業を好み、雨水を使用させるとボーナスが得られるという。これらの特性は非常に魅力的だが、フォックスには弱点もいくつかあるようだ。
弱点としては、新規要素のひとつである餓えの許容限度の低さが主に挙げられている。飢えの許容限度は、飢餓状態に陥った際の死亡率に関わっている。フォックスはこの餓えの許容限度が全種族のなかで最低値、かつ士気の基本値が低く設定されているため、強力だが打たれ弱い種族であると言えるだろう。フォックス以外の既存の4種族に関しても、さまざまな調整と新たなパラメータや固有能力の追加がおこなわれているため、種族ごとの強みやバランスの変化も気になるところだ。
「Sentinels of the Forest」アップデートの配信とあわせて、本作にはセールがおこなわれている。Steamでは過去の最低価格を更新し、日本時間で4月28日まで定価2480円の25%オフとなる1860円で販売中。Epic Gamesストアでも日本時間4月21日までセールが実施されており、定価2480円の20%オフとなる1984円で販売中だ。期間は不明ながら、GOG.comでも定価19.99ドルの20%オフとなる15.99ドル(約2100円)でセール中。
なお開発元は本アップデートにて本作に十分なコンテンツが実装されたとし、今回のセール終了と同時に本作の価格の引き上げを予定しているという。米ドル向けには10ドルの引き上げになるとのこと。今回のセールが価格引き上げ前に購入する最後のチャンスとなりそうだ。なお今後も数か月間は本作は早期アクセスとしての配信が続けられ、新たなコンテンツも実装予定。現時点のロードマップにて発表されていたコンテンツはほぼ実装されたものの、後日新たなロードマップが公開される予定だ。
『Against the Storm』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに早期アクセス配信中だ。