デベロッパーのSamurai Punkは4月13日、FPS『KILLBUG』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、5月4日配信予定。
『KILLBUG』は、昆虫と戦うFPSだ。主人公もまた昆虫であり、その特別な力が虫たちを脅かしたことで、翅を切り落とされたうえ、昆虫界から追放されてしまう。しかし虫たちの憎しみは収まるところを知らず、主人公にとどめを刺そうとしている。そこでプレイヤーは、虫の大群を相手に復讐劇を繰り広げることとなる。
本作は1990年代のゲームから影響を受けているとのことで、ややレトロな雰囲気を感じさせる3Dグラフィックが採用。ステージには森をモチーフにしたアリーナが用意され、てんとう虫やカブトムシ、蜘蛛、蜂、あるいは巨大化した幼虫など、さまざまな昆虫たちが群れをなしてプレイヤーを襲う。それに対し主人公は、昆虫でありながらどういうわけかサブマシンガンと剣で立ち向かう。
バトルにおいては、数百匹もの昆虫が迫り来るなかハイペースに展開。プレイヤーは、ダッシュや二段ジャンプ、ウォールランなどのアクションを駆使してステージを縦横無尽に駆け回りながら、敵の昆虫に銃弾を撃ち込み、そして剣で斬り裂いていく。戦いは死ぬまでエンドレスに続き、ハイスコアを目指すことが目標となるようだ。オンラインランキングにも対応する。なお、公開された映像ではかなり動きの激しいゲームプレイとなることがうかがえるが、3D酔い対策のためのアクセシビリティ設定がさまざま用意されるそうだ。
本作の開発元Samurai Punkは、これまでに『Screencheat』や『JUSTICE SUCKS: Tactical Vacuum Action』などを手がけてきた、ユニークな作風で知られるオーストラリアのスタジオだ。本作は、設立者のひとりNicholas McDonnell氏が「超クールな虫のFPS」を作るべく個人でプロトタイプ制作を始め、その後正式に開発が進められることになったという。
『KILLBUG』は、PC(Steam)向けに5月4日配信予定だ。