株式会社シティコネクションは4月13日、アクションゲーム『サイキック5 エターナル』を7月27日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch。価格はパッケージ通常版が税込3960円、パッケージ特装版が税込7920円、ダウンロード版が税込2980円を予定している。
『サイキック5 エターナル』は、1987年にジャレコから発売されたアーケードゲーム『サイキック5』をリメイクしたアクションゲームだ。世界を襲う大魔王サタンの魔の手を退けるため、少年少女、そして老人を加えたエスパー団が立ち上がることになる。
本作の基本となるのは、ジャンプと空中をゆっくりと浮遊するホバー、ハンマーでの攻撃といったアクションだ。迷路のようなステージを進んでいき、捕らわれた仲間を救いながらゴールを目指していく。さらに、ステージに設置されている電話ボックスを使うことで、別の仲間に交代することもできる。それぞれジャンプ力やパワー、ホバー能力など、得意分野があるキャラクターを使い分けることが攻略の鍵となっている。
本作はアーケード向けにリリースされたオリジナル版をベースに、新機能や新要素を追加してリメイクされている。グラフィックがなめらかになり、オリジナル版のサウンドを手掛けた坂本慎一氏による新アレンジ音源が楽しめるようになっている。さらに、オリジナル版では画面サイズ比率が筐体のディスプレイの関係から縦長だったが、本作ではワイド画面に対応している。なお、過去には『エスパ冒険隊』というタイトルでファミコン向けにアレンジされた作品が発売されているものの、オリジナル版をベースにした移植、リメイクは本作が初となるそうだ。
新要素はグラフィックとサウンド以外も用意されている。目玉としては、オリジナル版の続きとなる新たなステージの追加だ。大魔王サタンとの戦いの続きとして、新たなステージと第2のエスパー団たちが本作では楽しめるそうだ。さらに、サバイバルモードやタイムアタックモード、ひたすら上へと登っていくタワーリングモード、同時2人プレイなど、オリジナル版にはなかった新しいゲームモードも多数追加されている。
なお、リメイク部分を中心に紹介したが、トレイラーによれば本作ではプレイ中に1ボタンでオリジナル版のグラフィックとサウンドへの変更が可能。画面サイズもオリジナル版の比率に変更可能なようで、当時アーケードで楽しんだ『サイキック5』がプレイしたいという人にとってありがたい機能だろう。
なお、本作の移植開発は韓国のゲーム開発スタジオCRT GAMESが担当。過去には『スノーブラザーズ スペシャル』として、東亜プランのアーケードゲーム『スノーブラザーズ』をNintendo Switch向けにリメイクした実績をもっている。
そしてシティコネクションは、ジャレコ作品の復刻に力を入れており、本作と同時期に発表された『ワイズマンズワールド リトライ』も2023年の発売を控えている。
『サイキック5 エターナル』は7月27日、Nintendo Switch向けに発売予定。パッケージ版は現在予約販売を開始しており、通常版のほか、サウンドトラックCDや特別冊子、復刻チラシとインストカードなどが同梱された専用BOX仕様の特装版も同時発売予定だ。