パブリッシャーのNull Gamesは4月13日、Excellent Rectangleが手がけるローグライト・アイスホッケーゲーム『Tape to Tape』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、5月3日に早期アクセス配信予定。日本では時差の関係で5月4日に配信開始される。
『Tape to Tape』は、1990年代風のクラシックなスタイルのアイスホッケーゲームに、現代的な要素を導入したというスポーツゲームだ。本作にてプレイヤーは、落ちぶれたアイスホッケーチームの新たなキャプテンに任命され、謎めいた島を舞台に転戦。最強チームを作り上げ、かつての栄光を取り戻すことを目指す。
本作は、ソロプレイおよび最大4人でのローカルマルチプレイに対応。試合に出場する各ポジションの選手には、スピードやショットパワー、正確性、ボディチェック強度といったステータスがあり、また選手の組み合わせによるシナジー効果も存在。ゲームを進めるなかでは、フィジカルやスピードなど、チームの個性を引き上げながら強化していくことができる。
本作での試合は、パックの挙動に物理演算が取り入れられるなど本格的な部分もありながら、手軽に楽しめるゲームプレイになるという。また試合中には、激しいボディコンタクトが可能なほか、ゲームらしい要素も充実している模様。トレイラーでは、スティックを投げつけて選手を転倒させたり、なぜかグラップリングフックを繰り出してほかの選手を引き寄せたり、選手を氷漬けにしたりといった場面がみられる。
同じくトレイラーでは、特定の効果を発動できるアーティファクトを選択する場面も確認できる。たとえば第1ピリオド中だけチームを強化したり、転倒からの起き上がり速度が2倍になったり、あるいは審判が相手チームの選手にタックルしたりなどの効果が存在。こうしたアーティファクトを活用して、ハチャメチャな試合を展開しつつ、勝利を手繰り寄せることになるのだろう。
そして本作はローグライトゲームでもあり、試合に負けると最初からやり直し。新たなチームを選択し、ランダム生成されたマップにてふたたび連戦に臨む。その際には、Blademasterなる人物のショップにて、恒久的なアップグレードを購入可能。公開されたスクリーンショットでは、能力の高いスーパースター選手をアンロックして購入できることがうかがえる。
本作は、『NHL ’94』や『Hades』『Slay the Spire』などから着想を得て、Kickstarterを通じて資金を獲得し開発が進められている。早期アクセス配信開始後には、まずはKickstarterキャンペーンにて出資者に約束したゲーム内要素を完成させることを目指し、その後イベントやリンク、ストーリーの追加などをおこなっていく計画とのこと。また長期的には、オンラインマルチプレイや新たなゲームモードの追加も検討しているそうだ。
『Tape to Tape』は、PC(Steam)向けに、日本では5月4日に早期アクセス配信予定だ。