ピクセル物理演算ローグライク『Infest』発表。物理現象を利用して、エイリアンの軍勢を撃退


デベロッパーのChute Appsは3月28日、『Infest』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2023年第4半期に発売される予定だ。

『Infest』はピクセル物理演算で描かれる、デッキ構築シミュレーションゲームだ。本作では、ピクセル単位で物理演算がおこなわれる。燃やす・衝撃を与えるなどの物理的な現象が、ゲーム内ステージの環境に影響を与えるわけだ。プレイヤーは、作成したデッキからカードを使用することで、これらの物理現象をステージに起こすことができる。そうして戦略的にエイリアンを倒していくことが、本作の目的となる。


本作は、敵の配置されたステージを攻略していくことで、ゲームが進行していく。デッキからカードを使用することで効果が発動。直接敵にダメージを与えるカードや、火や雷を起こして周囲との連鎖反応を狙うカードなどが存在している。そしてプレイヤーのターンが終了すると、エイリアンの行動がおこなわれる。敵は攻撃してくるだけでなく、バリアを張ってきたり、仲間を回復してきたりするという。敵の行動を予測する要素もあるようで、先を見つつ状況に合わせてカードを使用することが重要となる。

ステージは、内容がアイコンとして表示されたマスを選択して進んでいく。敵との戦闘だけでなく、ショップや病院を利用できるマス、ボーナスチャレンジが発生するマスなどが存在。マスの配置はランダム生成によって決定されるようだ。


開発元は本作をローグライクと謳っており、死んだら最初からやり直しとなるパーマデス方式を採用している。各プレイによって、獲得できるカードが異なるなどのランダム性もありそうだ。周回ごとに引き継がれるかは不明ながら、カードの強化要素も存在。ツリー形式によるカードのレベルアップシステムが用意されているという。

本作を手がけるのは、カナダに拠点を置くChute Appsだ。同スタジオは、過去にもローグライク要素のある作品を複数リリースしている。その内の一つ、『Rogue Star Rescue』は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで、110件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ローグライク作品で好評を受けた実績があるわけだ。本作『Infest』ではそうした部分を継承しつつ、デッキ構築などの新たなゲームシステムを試みるかたちとなるのだろう。

本作は、期間限定のプライベートベータ版が配信予定。Chute Apps公式サイトよりメールアドレスを登録すれば、Steamキーがメールで配布されるという。興味を持った人は、参加してみてはいかがだろうか。なおベータ版の配信日程は5月から6月を予定しており、決まり次第お知らせがあるようだ。

『Infest』はPC(Steam)向けに、2023年第4半期に発売予定だ。なお、本作Steamストアページの表記によると、対応言語は英語のみ。ただし、同スタジオの過去2作品のゲーム内は日本語表示に対応している。