『Wo Long(ウォーロン)』最新アプデで環境激変。“最初の壁”張梁弱体化に、収集アイテム情報可視化、ロックオン大改善など大きな変化
コーエーテクモゲームスは3月31日、『Wo Long: Fallen Dynasty』(以下、Wo Long)に向けてVer1.05パッチの配信を開始した。さまざまな調整が入っており、ゲームとしての環境が大きく変化している。
『Wo Long』はコーエーテクモゲームスより発売されたダーク三國アクションRPG。開発はTeam NINJAが担当している。舞台は後漢末期の中国。プレイヤーは中国武術をコンセプトとした攻撃を振るいながら、三国志に名だたる英雄と出会い、群雄の動乱に巻き込まれていく。本作はリトライを繰り返して攻略を進展させる“死にゲー”として作られた。
2週間ぶりの配信となるアップデートVer1.05では、大きめの調整がいくつも入っている。まず注目したいのは、張梁の弱体化だ。張梁は主戦場「天焦がす黄火」に登場するボスで、チュートリアル的な役割を担う強敵である。非常に強いと話題となっていたが(関連記事)、今回のアップデートで難易度調整が入った。第一形態の最大HPの下方修正や、各ダメージの調整、AIの調整などが入っている。非常によくできたボスだけに惜しまれる声も多いが、超序盤のボスであるだけに、導入面の配慮でいえば理解できる部分はあるかもしれない。あわせて、張梁戦ではチュートリアルが追加されているようだ。
また本作におけるコンプアイテムの収集状況が可視化されるようになった。本作では、各ステージに「食鉄獣」・「金蝉の抜け殻」・「簡牘」・「龍脈の精華」・「龍脈の晶石」といった、収集アイテムが点在。それらの取得状況が移動画面で見られるようになった。コンプを目指したい人には嬉しい変更だろう。
またロックオン機能も大きく改善されている。本作では、いわゆるパリィ機能である化勁を発動させた際に「カウンターしようとしても、ロックオンをしている相手に攻撃がいきカウンターできない」といった状況がまま発生していた。今回のアップデートでは化勁発生時に自動ロックオン切替を設定できる機能が追加。また右スティック下入力で一番近い敵にロックオン切替できる機能が追加された。またロックオン対象の仕組みにも調整が入り、近距離戦闘中に遠距離にロックオンがいかないように、あるいは敵撃破後に自動切替しやすいように調整された。筆者がさわったところでは、ロックオンまわりは大きく改善されていると感じる。
また装備同士を比較する機能も実装。揃え効果画面の比較・状態画面の表示などの拡張も以降のアップデートで実施されるそうだ。さらにドロップ率も調整されており、主戦場のボス撃破や一騎打ち系の副戦場の武将ボスなど、一部敵を撃破した際に高レアリティのアイテムが出るように調整。また士気ランク差のある敵を撃破した際も、高レアリティのアイテムが出るようになった。装備品の入った宝箱は初回開封を除きランダムドロップが発生するようになった。そのほか、さまざまな部分で調整が入っている。詳細はパッチノートを確認してほしい。
いずれの調整も、本作においては不満点としてあげられていた部分。プレイヤーにとっては実装された状態で遊びたかったというところもあるだろう。とはいえ、開発側が問題点を理解し精力的に改善をはかろうとしている証拠でもある。今後もアップデートは実施される予定で、より遊びやすいゲームになっていくことだろう。
『Wo Long』はPC(Steam/Microsoft Store)/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。Xbox Game Pass/PC Game Pass向けにも提供されている。