『信長の野望・新生 with パワーアップキット』7月20日発売へ。攻城戦・家臣システムの拡張でさらに深まる戦略性


コーエーテクモゲームスは3月30日、『信長の野望・新生 with パワーアップキット』を7月20日に発売すると発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam)およびNintendo Switch/PS4。『信長の野望・新生』所有者向けDLC「信長の野望・新生 パワーアップキット」も同日発売予定だ。

『信長の野望・新生 with パワーアップキット』の価格は税込11880円となる予定。DLC「信長の野望・新生 パワーアップキット」の価格は税込6380円を予定している。

『信長の野望・新生 with パワーアップキット』は、戦国時代シミュレーションゲーム『信長の野望・新生』にさまざまな新要素を追加した拡張版だ。プレイヤーの目的は、織田信長をはじめとした、戦国時代の日本で活躍した武将を導き天下統一を実現させること。その覇道の前には、数々の名のある大名・武将たちが障害として立ちはだかることになる。彼らと合戦、時には外交をおこなって、日本全土に自家の領土を広げていくのだ。

これまでにさまざまなテーマを設けて、新しい体験をプレイヤーに届けてきた『信長の野望』シリーズは、今年3月30日でついに40周年を迎えた。40周年記念作とされる『信長の野望・新生』では、“君臣一体”がテーマの1つとなっている。君臣一体を支える要素として、自ら考えて行動する武将たちと共にリアルな戦国時代が体験できる試みが採用されている。『信長の野望・新生 with パワーアップキット』では、さまざまな部分のパワーアップを図り、君臣一体の戦国体験がより深く楽しめるようになるそうだ。

『信長の野望・新生 with パワーアップキット』の新たな要素の1つが、武将と駆け引きを繰り広げる「直談」だ。自らの考えで行動する家臣の武将たちは、出奔しようとすることがある。そんな武将と話し合い、交渉することで出奔を引き止めることができる。さらに、不満を抱く敵城主と直談して密約を結ぶことで、城を寝返らせることも可能だそうだ。相手の立場や心境によって、直談の難度は変化するようで、彼らを物心両面で満足させ、絆を深めることが重要となる。


戦場においても新たな要素が追加されており、その1つが「攻城戦」だ。敵の本拠や防衛拠点に攻め込むことで攻城戦に突入する。防衛側はそれまでに作り上げてきた施設を駆使し、敵の撃退を狙う。一方、攻撃側は戦場を見極め、作戦を練って攻め込む必要があるそうだ。さらに城ごとに専用の攻城戦マップが用意されるそうで、城ごとに適した作戦を考えて攻める楽しさが味わえることだろう。


そして、自分だけの家臣団を作ることができる「評定衆」なる要素も追加される。評定衆は、大名を中心に、家宰と奉行のポジションに家臣の武将を任命するシステムだ。家宰に任命された武将によって、自勢力全体に影響を及ぼす。たとえば商業発展を重視する武将を任命すると、国は富むものの兵力が減少する、といった影響があるとのこと。奉行は政策に影響を与えるポジションとなり、忍者出身の武将であれば調略を強化する特殊な政策の提案をしてきたり、織田家の血縁であれば織田家独自の政策を提案してきたりなど、さまざまな効果があるそうだ。武将ごとの個性を組み合わせることで、自分だけの家臣団が作ることができるだろう。


ほかにも、追加シナリオやイベント、武将や特性など、新要素は多岐にわたる。さらに、武将のステータスやシナリオを変更できる編集機能や新勢力なども加わるそうだ。なお、ここまで紹介してきた新要素は、本稿執筆時点で発表されているものとなっている。公式サイトでは後日公開予定とされる新要素がいくつも見られるため、ここで紹介した以上にさらなる進化が期待できる。新情報の次なる発表を待ちたい。ちなみに本作は、さまざまな特典が同梱されたTREASURE BOXなども発売予定だ。多くのバリエーションが発売されるため、どれを購入するのかは、公式サイトを一度確認した上で検討するといいだろう。

『信長の野望・新生 with パワーアップキット』および「信長の野望・新生 パワーアップキット」は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4向けに7月20日発売予定。