デッキ構築型戦略ゲーム『Wildfrost』Steam/Nintendo Switch向けに4月12日配信へ。敵味方の“カウントダウン”を戦略に組み込みカードバトル
パブリッシャーのChucklefishは3月30日、Deadpan Games/Gaziterが手がけるデッキ構築型戦略ゲーム『Wildfrost』を、4月12日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、価格は2300円。ゲーム内は日本語表示に対応する。
『Wildfrost』は、ローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームだ。本作の世界では、ワイルドフロストと呼ばれる事象により太陽が凍りつき、永遠の冬となっている。そして生存者たちは、最後の砦スノードウェルにて暮らしている。そこで部族のリーダーが太陽の神殿を目指して旅をし、凍てついた世界に終止符を打つことを目指す。
本作にてプレイヤーは、ランダム生成されるマップを進み敵とのバトルなどをこなしていく。主人公である部族のリーダーには、スキルとステータスがランダムで適用。そして初期カードデッキと共に旅を始め、前中後列x2レーンのフィールドで両陣営が向き合って展開されるバトルをこなし、もしリーダーが倒されてしまったらゲームオーバーだ。
バトルは、カードデッキを使用しターン制にておこなう。カードには、敵を攻撃したり味方を回復したり、あるいは特定のバフ・デバフ効果を与えたりなどのほか、バトルに参加させられる仲間のキャラクターも存在。勝利に向けてはもちろん、リーダーを守るためにも、仲間をフィールドに上手く配置して戦わせることは重要である。
本作の特徴のひとつとしては、カウンターシステムが挙げられる。味方および敵のキャラクターにはカウンターが存在し、プレイヤーがデッキ内のカードを使用するたびにターンが進みカウンターの数値が減少。そしてゼロになると、そのキャラクターが自動的に固有アクションを発動する仕組みである。
つまりターン制バトルではあるものの、敵味方のキャラクターが毎ターン攻撃などのアクションをするわけではない。そのため、プレイヤーはカードを使って敵を直接攻撃するだけでなく、各キャラクターのカウントダウン状況を考慮しながら、味方を強化したり敵に状態異常を与えたり、あるいは味方のカウントを進めて攻撃タイミングを調整したりなど、戦略的な思考が試される。そうして敵のリーダーを倒せば勝利だ。
マップにはバトルのほか、仲間やアイテムなどの新たなカードをランダムで入手したり、デッキ内の不要なカードを破棄したり、あるいはショップにてカードやお守りを購入したりなど、さまざまなマスが存在。お守りは、特定の効果を任意のカードに付加しカスタマイズできるアイテムである。そしてマップを進んだ先にはボスとのバトルが待っている。
バトルに敗れると、スノードウェルの町に戻りいちからやり直し。また町では、プレイ中に特定の条件を満たすことで新たな建物が建設される。町が拡張されていくに従って、カードやチャレンジ要素、イベントがアンロックされるなど、冒険がより充実したものになっていく仕組みだ。このほか、デイリーチャレンジなど本編以外のゲームモードも用意される。
『Wildfrost』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに4月12日配信予定だ。Nintendo Switch向けはすでに予約受付が開始しているほか、体験版が配信されている。興味のある方は、まずこちらを試してみると良いだろう。