『スプラトゥーン3』最新アプデでゲームバランス調整へ。クイボとカニタンクはさらに弱体化、「テイオウイカ居座り問題」調整へ
任天堂は3月30日、『スプラトゥーン3』更新データVer. 3.1.0の内容を公開し、明日3月31日10時に配信すると発表した。シーズン半ばのアップデートということで、各種ゲームバランスが調整される。
まず調整点としてあげられるのは、フェスの獲得ポイント配分だ。ヨビ祭と投票率における比重を減らし、トリカラマッチへの比重が重くされた。本作のこれまでのフェスにおいては、ヨビ祭と投票率が陣営の勝利に結びつくことが多く、中間発表時点で結果が決まっているように感じるプレイヤーも多かった。しかしトリカラマッチ結果の比重を重くすることで「最後までわからない」感を出しているようだ。
メインブキについては、全体的に強化調整がはかられている。特にマニューバー系は移動時間短縮の恩恵を受けている。パッチノートでは、「メインウェポンに関しては、特徴がよりはっきりするような変更を加えたり、サブウェポンやスペシャルウェポンとの組み合わせによる戦い方を強化するような変更を加えたりしました」と記載されている。
またサブウェポンについても調整が入っている。ラインマーカーは地形に当てたときに発生する塗りの半径が約2倍に。そしてクイックボムはギアパワー「インク効率アップ(サブ)」を装着していない場合のインク消費量が標準インクタンクの40%から45%に増加。ほんのりとした弱体化となっている。開発チームはかねてから「特定のサブウェポンを連続して使用するプレイング」について調整をはかっており、クイックボムはまたしても調整を受けることとなった。
スペシャルウェポンについては、おおむね強化されているものの、テイオウイカとカニタンクは弱体化調整が入った。カニタンクについては、移動フォームから攻撃フォームに移行した際に約20/60秒間攻撃がおこなえないように。またスペシャル終了時に行動できる時間も延長。前回に引き続き弱体化調整が入っている。
またこの春に実装され猛威をふるっていたテイオウイカも調整が入っている。具体的には、ガチヤグラルールで、ガチヤグラの上で相手の攻撃を受けたとき、これまでより押し出されやすくなった。またガチアサリルールで使用したときに、持っていたアサリやガチアサリをその場に落とすようになった。テイオウイカは居座り能力が高く、特にヤグラの陣取りで存在感を見せていた(関連記事)が、そうした使い方は好ましくないとして調整されている。
またサーモンランに関しては、金イクラに触れてから実際に使用できるようになるまでの時間がプレイヤーごとにほぼ一定になるようになった。サーモンランでは「ホスト(親機)の通信環境に左右される」といった意見が散見されており、それに対するアンサーをしたかたち。パッチノートには「誰が親機を担当するかによって大きな差が出ないということが、ゲーム全体にとって重要であると判断しました」と記載されている。
諸々書き連ねたが、詳細についてはパッチノートを参照するといいだろう。『スプラトゥーン3』更新データVer. 3.1.0は明日3月31日配信予定だ。