『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』新情報/新能力まとめ。「武器合成」に「物体接着」導入、武器耐久値システムは続投しつつひねりをプラス
任天堂は3月28日、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の新情報をどどんと公開した。プロデューサーの青沼英二氏がさまざまな要素を紹介しており、それらをまとめよう。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、『ゼルダの伝説』シリーズ最新作だ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。同作では、大地と大空が広がった世界にて、新たな力を手にしたリンクがハイラルの異変に立ち向かう。
新能力モドレコ
今回は、ゲームの仕組みや新システムが公開されている。まずはフィールドについて。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では、冒険の舞台が空まで広がっている。空にどのように行くかについては、さまざまな方法があるという。今回紹介されたのは、空から落ちてきたオブジェクトを逆再生する能力(モドレコ)を使用するケース。降ってきた物体にモドレコを使って空へと飛び上がり、空島へと移動した。なお、空から大地へ降りることも可能で、降下中はスピードアップもできるという。
新能力スクラビルド
また武器の耐久値システムが続投されることも明かされた。一方で、武器を組み合わせる新たなシステムが導入。それがスクラビルドだ。たとえば枝と岩をスクラビルドすることで、攻撃力と耐久値が上がった“岩枝”が使える。また槍と槍をスクラビルドすれば超長い槍が誕生。弓については矢だけでなく、矢に接着しさまざまなアイテムを飛ばすことが可能。たとえば、弓から魔獣の目玉を放てばホーミング弾を撃てるといった次第。盾にケムリダケをつけることで、攻撃してきた相手を盾ガードし、ケムリでめくらましするといったシーンも見られた。青沼氏によると、前作では強い武器は強い敵を倒さなければ入手できなかったが、今作では弱い武器でもアイデア次第で強くなるとのこと。
新能力ウルトラハンド
また武器に限らずオブジェクト同士をくっつける新能力としてウルトラハンドが披露された。たとえば複数の丸太をくっつけて船にできる。くっつけ方はかなり自由で、外したりもできるという。映像では、バッテリーの概念がある扇風機のようなデバイスを丸太で作った船につけ、移動するシーンなどが見られた。実は以前公開された船や車のような乗り物は、ウルトラハンドでつくられたものだったという。アイデア次第でこうした乗り物はいくらでも作れそうだ。
新能力トーレルーフ
そして、以前の映像でお披露目されていた“天井を突き抜ける新能力”も改めてお披露目。名前はトーレルーフとのこと。トーレルーフは、ルールこそあるものの、天井があるところは突き抜けることができるという。天井自体に厚みがあっても可能なようだ。前作では山の上に行くには登るのが普通であったが、今作では突き抜けて山の上に行くようなこともできるようだ。
青沼氏は、こうした新能力を踏まえ、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、プレイヤーが想像する「できるかな?」が本当にできてしまうゲームであるとコメント。未知なるハイラルを自由な発想で冒険してほしいと締めた。武器合成で物体接着など、前作の化学的なシステムをさらに発展させた印象の受ける『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。どこまで進化しているのか。それは5月に明らかになるだろう。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、5月12日にNintendo Switch向けに発売予定だ。