ボクセル城建設&タワーディフェンス『QubiQuest: Castle Craft』正式発表。ブロック組み上げ人材育て、モンスター軍団を返り討ち

デベロッパーのTwin Earthは3月24日、ボクセル城建設&タワーディフェンスゲーム『QubiQuest: Castle Craft』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

デベロッパーのTwin Earthは3月24日、城建設&タワーディフェンスゲーム『QubiQuest: Castle Craft』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年内に早期アクセス配信予定。

『QubiQuest: Castle Craft』は、古代の戦乱の世界を舞台に巨大な城を建設し、敵の大群から城を守るゲーム。ボクセルサンドボックス/アクション/タワーディフェンスといったジャンルを独自にミックスさせた作品とのこと。本作にてプレイヤーは、傲慢で無能なデビミウス王の手違いにより、処刑されるところを何故か軍隊と城再建の責任者に任命。ひとつの城を任された領主として、王国を脅かす闇の勢力に対する防波堤となって戦う。

本作のゲームシステムの詳細はまだ明かされていないが、『マインクラフト』のようにブロックを積み上げて、新たな建物を建てたり、基本となる城をベースにさらに拡張したりしていくようだ。また、城壁内や城の周辺にて職人たちによる経済を発展させる要素があり、彼らの助けを借りることで、プレイヤーが自らブロックを積んだり、必要なリソースを採掘したりする必要がなくなるという。言い換えれば、職人経済が発展するまでは、ひとりでコツコツ採掘・建設することになるのだろう。また城を建設すると同時に、城を守るための軍隊の育成もおこなわなければならない。


公開されたトレイラーなどでは、モンスターによる敵軍は投石機などの攻城兵器と共に攻め入ってくることがうかがえる。また、巨人が現れたり、火山を噴火させる魔法を放ったりすることもあるという。一方でプレイヤーの城には、敵を足止めするトラップが外周に敷き詰められ、高所には砲台などが設置。そして城門が開いて軍隊が出陣している。こうした戦いに向けてプレイヤーは、城の構造を改善するか、防衛軍を増強するか、それとも自分のキャラクターに資源を投入するのか選択が求められるそうだ。

敵軍はウェーブ制で侵攻し、徐々に規模と軍事力が増大していく。さらに敵のモンスターは、プレイヤー側の防御に順応するようなかたちに突然変異することがあるという。ただ、突然変異は失敗することもある模様。一方で成功した場合は、次のウェーブにて防御に順応したモンスターがさらに増加するとのこと。プレイヤーは、そうした敵の変化にも対応しなければならないのだろう。

本作ではこのほか、ゲームを好みに合わせて簡単に拡張・変更するためのツールが提供。そのツールを使って、新しいモンスター、新しい王国、新しい城の要素、さらには新しいキャンペーンを自ら作成し、コミュニティと共有することができるそうだ。


本作の開発元Twin Earthは、ロボットアクションシューティングゲーム『モーフィーズ・ロウ』を手がけたCosmoscopeのスタッフを中心に設立されたスタジオだ。同作は、撃った敵の部位と同じ自らの体の部位が大きくなるというユニークなシステムで注目された。そして『QubiQuest: Castle Craft』は、Unreal Engine開発者を対象としたEpic MegaGrantsやWN Dev Contestにて受賞し、資金やサポートを得て開発が進められている。

『QubiQuest: Castle Craft』は、PC(Steam)向けに2023年内に早期アクセス配信予定だ。Steamのストアページによると、日本語表示への対応も計画されている模様である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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