「ゴブリンスレイヤー」初のコンソール向けゲームが正式発表。戦略的バトルを繰り広げるタクティクスRPG
株式会社ブシロードは3月26日、タクティクスRPG『ゴブリンスレイヤー -ANOTHER ADVENTURER- NIGHTMARE FEAST』を正式発表した。PC(Steam)および、Nintendo Switch向けに今冬発売予定。本作では、原作ライトノベルの作者の蝸牛くも氏が原案とシリーズ構成を担当し、原作でイラストを担当する神奈月昇氏が、キャラクターデザインを担当する。
「ゴブリンスレイヤー」とは、蝸牛くも氏がweb公開していた作品をもとに、自身がライトノベルとして上梓した作品だ。下級モンスターであるゴブリンだけを狩り続けて、上位の階級に上り詰めた冒険者のゴブリンスレイヤーと、彼を取り巻く仲間たちの冒険と戦いを描いたダークファンタジーである。原作はライトノベルとしての展開に留まらず、コミック化、アニメ化もおこなわれている。そして、『ゴブリンスレイヤー – ANOTHER ADVENTURER- NIGHTMARE FEAST』は、「ゴブリンスレイヤー」として待望の、初コンソール向け作品となっている。なお、過去のゲーム化展開としては2019年にはiOS/Android向けに『ゴブリンスレイヤー THE ENDLESS REVENGE』が、2022年にはブラウザゲーム『ゴブリンスレイヤー エンドレスハンティング』が登場している。
本作は、「ゴブリンスレイヤー」の世界観である四方世界を舞台にしたタクティクスRPGとなるそうだ。発表とあわせて公開されたトレイラーでは、クォータービューで見下ろした戦場で、ドットで描かれたユニットが戦っている姿が確認できる。マップはマス目状で構成されており、高低差もあるようだ。ゲームシステムについて明らかになっていることはまだ少ないが、公式の発表によると「ゴブリンスレイヤー」らしさを表現するためにタクティクスRPGというジャンルを採用したそうで、戦闘マップの位置取りや味方と敵ユニットの特性が絡み合う、戦略的なバトルを楽しむことができるそうだ。
さらに、本作ではオリジナルキャラクターたちが多数登場。ギルドマスターである若き少女を主人公に、殲血姫と呼ばれる吸血鬼の少女や、ギルドマスターの幼馴染みである冒険者の拳闘従士など、新たなキャラクターが6人発表されている。もちろん、原作ライトノベルの主人公であるゴブリンスレイヤー一行も本作に登場するようで、どういったかたちでギルドマスターたちの物語に関わってくるのかが気になる部分である。
なお、本作は鋭意制作中とのこと。3月25日にアニメの2期に当たる「ゴブリンスレイヤーII」のキービジュアル第1弾が公開されたことに合わせて、本作も改めて正式発表されたものと思われる。「ゴブリンスレイヤーII」は今年の放送を予定しており、ゲームも今冬に発売。「ゴブリンスレイヤー」という作品にとって、動きのある1年となりそうだ。
『ゴブリンスレイヤー -ANOTHER ADVENTURER- NIGHTMARE FEAST』は、PC(Steam)および、Nintendo Switch向けに今冬発売予定。