ウォーゲーミングは3月22日、基本プレイ無料オンライン海戦アクションゲーム『World of Warships』向けにアップデート12.2を配信開始した。本アップデートでは、パンアメリカの巡洋艦のアーリーアクセスが始まったほか、4月1日に先駆けてエイプリルフールイベントが開幕された。
『World of Warships』は、さまざまな艦艇で海戦を繰り広げるオンラインマルチプレイゲームだ。戦艦や航空母艦といった艦艇を操り、プレイヤー同士の対戦が楽しめるランダム戦のほか、Bot艦艇を相手にした協力プレイが楽しめる。本作のエイプリルフールイベントは恒例となっており、過去には宇宙戦争をモチーフにしたものなどがおこなわれた。そして今年は、『Placid Plastic Duck Simulator』とのコラボレーションを果たしたイベントとなっている。
『Placid Plastic Duck Simulator』は、プールに浮かんだアヒルの玩具を眺めるという癒し系シミュレーター。こちらは戦闘などは発生しないゲームだ。というより、プレイヤーにできるのは、基本的に色とりどりのアヒルを眺めることだけ。そうした禅めいた体験がユーザーの支持を集めている作品だ(関連記事)。普通ならば交わらないような2つの作品によるコラボレーションが実現した。
本イベントでは、お風呂マップを戦場とし、無骨な艦艇ではなくアヒル同士による、7対7のバトルが繰り広げられることとなる。通常の艦艇に代わって使用可能なアヒルたちは、駆逐アヒル、巡洋アヒル、戦艦アヒルの3艦種。どんぶらこ機雷なる兵装と、それぞれが装備する独自の兵装を駆使し、敵アヒルを風呂に沈めるために戦いを繰り広げる。本イベントに参加することで達成できるデイリー、ウィークリーミッションが用意されており、コミュニティトークンが得られるようだ。
なお、本作は過去にもアヒルの玩具をモチーフにしたエイプリルフールイベントをおこなっている。今回はそれを踏襲しつつ、新たに登場したどんぶらこ機雷による新たな駆け引きが加わっている。『World of Warships』をベースにしつつも、ファニーな見た目でいつもとは一味違う海戦が楽しめそうだ。
また本アップデートでは、パンアメリカの軽巡洋艦のアーリーアクセスが開始されている。主砲はAP弾のみが使用可能で、跳弾角度が強化された砲弾を扱うことができる艦艇であるとのこと。さらに、消耗品の準備時間を短縮することができる「戦闘命令」が使用可能だそうだ。ダメージを回復できる修理班も搭載しているそうで、修理班の準備時間を戦闘命令で短縮する、といった使い方で砲戦に役立ちそうだ。なお、最適な交戦距離は中遠距離ということで、ある程度の距離からAP弾で中央防郭を巧みに狙い撃つことができれば尚良しだろう。
さらに、Epic Gamesストアに『World of Warships』が登場して2周年になったことを記念して、キャンペーンが開始された。ゲームをEpic Gamesストア経由でプレイして、特定の実績を解除すると、5米ドルがPayPalアカウントに付与されるそうだ。5米ドルが獲得できる実績は3つあり、3つすべてを達成するとボーナスとしてさらに5米ドルが加算される。つまり合計で20米ドルが手に入るというわけだ。ほかにも戦艦「石鎚」のDLCの無料配布や、ストアで販売しているDLCの割引も実施。さらに、ゲーム内ではEpic Gamesストア限定の迷彩が入手できるコンバットミッション群が用意される。本作が気になっているという人は、プレイしてみるのに良いタイミングだろう。
『World of Warships』は、『World of Warships』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Microsoft Storeおよび公式サイトで配信中だ。