Steamどん底成り上がり経営シム『Big Ambitions』早期アクセス配信かなり好調スタート。リアルさと自由度が売りの立身出世シム
デベロッパーのHovgaard Gamesは3月11日、経営シミュレーションゲーム『Big Ambitions』をPC(Steam)向けに早期アクセス配信開始した。Steamストアページ上では日本語非対応と記載されているが、ゲーム内はほとんど日本語化されている。本作は記事執筆時点でSteamユーザーレビューの評価ステータス「圧倒的に好評」を獲得。連日1万人以上の同時接続プレイヤー数を記録するなど、好調なスタートを切った。
『Big Ambitions』は経営シミュレーションゲームだ。貯金が底をつきそうな主人公が、親戚の紹介で新しい仕事を始め、ニューヨークの街をのし上がっていくストーリーが描かれる。バイトからキャリアをスタートし、資金を貯め、会社を設立し、家を買い、巨万の富を築き上げていくのだ。
本作はリアルさが特徴となっている。食品を買うのもスーパーに行く必要があり、保存のためには冷蔵庫を購入しないといけない。睡眠を取らないと体を壊してしまうことも。所持金や体力と相談しながら、計画的に事業を進めていくことが大事になる。
自由度の高さも本作の売りだろう。食品店、ギフトショップ、宝石店などさまざまな業種の店を経営できる。お金の使い道も多く、事業拡大のために使う以外にも、投資、豪邸や高級家具を購入したり、スポーツカーを乗り回したりもできる。カジノにつぎ込んでお金を増やすこともできるが、くれぐれも破産にはご注意を。
本作は本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューに寄せられた1579件の評価の内96%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。また発売後約1日で同時接続プレイヤー数が1万人を突破するなど、好調なスタートを切ったといえる(SteamDB)。
本作では店舗の装飾、在庫管理、従業員の数など、数多くの要素をプレイヤーが操作可能。さまざまな要素を調整し、長時間ゲームに没頭できるようなつくりになっている。そのためレビューには、早期アクセス配信開始時からできることが多く熱中できる点を評価する声が多く見られる。また資金が貯まれば在庫管理などをNPCの従業員に任せることも可能。経営規模が拡大しても操作が煩雑になりすぎないシステムも評価を受けている。
一方で、ゲームバランスやUIなどは現時点での課題点として指摘されている。開発元のHovgaard Gamesはロードマップを公表しており、8か月〜12か月をかけてユーザーのフィードバックなどをもとに開発を続けるとしている。開発元はSteamのフォーラムや公式Discordチャンネルでフィードバックを募っており、好評とするレビューにはそうした開発姿勢を評価し、今後への期待を述べるユーザーも見られる。好調なスタートを切った本作では、正式リリースに向けたこれからの展開も注目されるところだろう。
『Big Ambitions』はPC(Steam)向けに発売中。3月18日までリリース記念セールとして、定価2570円の10%オフとなる2318円で販売中だ。