神視点シム『WorldBox – God Simulator』Steamプレイヤー数ぐっと急増。大型アプデが好評で勢い乗る


インディー開発者のMaxim Karpenko氏は3月12日、ゴッドシミュレーター&サンドボックスゲーム『WorldBox – God Simulator』のSteam版向けに、大型アップデート「MegaBox」を配信。これを受けて同時接続プレイヤー数が過去最高を記録している。本作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。またiOS/Android版も配信されている。

『WorldBox – God Simulator』は、神となって世界を生成し、そこで暮らす人々や動物たちの様子を見守ったり、干渉したりするゴッドシミュレーター&サンドボックスゲームだ。プレイヤーはマップとなる世界を自由に作成あるいは自動生成したのち、人間やオーク、エルフ、ドワーフといった種族を配置。すると彼らは、それぞれの種族の特性に応じて独自に文明を発展させていく。

複数の国が形成されると、戦争を起こすこともある。プレイヤーはその行方を傍観することもできるが、積極的に干渉することも可能。自然災害を引き起こしたり、爆弾を投下したり、あるいはドラゴンを召喚したり、巨大蟹クラブジラを操作したりなど、神であるプレイヤーは多種多様な破壊の力を操ることができるのだ。そうして戦況を操ったり、逃げ惑う人々の様子を眺めたりして楽しむ作品である。


今回配信された大型アップデート「MegaBox」では、いくつかの新要素が導入。まずAgesシステムが追加された。時間経過による時代の変遷が表現され、それぞれの時代によって、災害が多かったり食料が増加したり、あるいは戦争が増えたり逆に平和になったりといった特徴が現れるという。王国同士の同盟を可能にするAlliancesシステムも追加。ある王国が力をつけすぎると、ほかの王国同士が同盟を結んで一緒に戦うようになる。また同盟を結んだ国の中では、人口の上昇率がアップしたり、より多くの塔を建設したりといった変化もあるそうだ。

さらに、戦争システムが刷新されより詳細は情報を確認可能に。プレイヤーがある王国を扇動して、任意の王国を攻めさせる新たな能力も追加されている。また王国には、一族・血統の要素が導入。国王の近親者か否かがひとつの指標となり、たとえば国王に近い血筋の一族は同盟を結ぶ可能性が高かったり、国王への忠誠心が高くなったりするとのこと。

このほかにも、神の力や自然災害などがさまざま追加され、サウンドエンジンの刷新や、ビジュアルの改善、バグ修正なども多数実施。詳細はパッチノートを確認してほしい。


そしてこのアップデートの配信後、Steam版の同時接続プレイヤー数が急増している。ここ半年以上はピーク時にして1000人台で推移していたところ、一気に1万人を突破し約1万1000人にまで達した(SteamDB)。本作ではこれまで同時接続プレイヤー数5000人を超えたことはなく、大幅な記録更新である。Steamのユーザーレビューのうち最近のレビューが、現時点で96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスとなっていることから、アップデート内容が受け入れられた結果の好調であることがうかがえる。

『WorldBox – God Simulator』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。またiOS/Android版も配信されている。