オープンワールド惑星農業ゲーム『Lightyear Frontier』早期アクセス配信延期。ブラッシュアップで“特別な一作”にするため
デベロッパーのFRAME BREAKは3月13日、『Lightyear Frontier』の早期アクセス配信を延期することを発表した。2023年の春に予定されていた配信時期が延期され、新たな配信時期は現時点で未定となっている。
『Lightyear Frontier』は見知らぬ惑星で農場を開拓する、オープンワールド探検ゲームだ。プレイヤーは探索で資源を集め、拠点建築や農業をしてスローライフを過ごす。作物に水やりをする必要はあるが、プレイヤーキャラは水や食料を摂る必要はないとのこと。サバイバル要素は薄く、ゆっくりと農業を楽しむことができるようだ。また、この惑星には太古の秘密が眠っているという。探索の中で得られる手がかりをもとに、謎を解き明かすのだ。本作は最大4人でのマルチプレイが可能。仲間と一緒に、農業探検ライフを過ごすこともできるようだ。
本作では基本的に、二足歩行のメカに乗り込んだ状態で行動をする。惑星の探検だけでなく、建築や農作業のすべてで便利なメカを使うことができるのだ。たとえば本作の農業では、種をまいて肥料と水で成長を促し、収穫をするという工程が必要になる。メカを使うと、種を銃で一度に発射して植えたり、作物を吸い込んで一斉に収穫したりすることができる。これだけでなく、メカは作業に便利な複数の“武装”を装備している。状況に合わせて使うことで、快適な異星農業ライフをおくることができるようだ。なお、収穫した作物はお金との交換のほか、メカのアップグレードや建物の材料に使われる。
メカは見た目や配色だけでなく、機能もカスタマイズ可能。性能を向上させたり、新たなツールを取り付けたりすることもできる。探検や農業によって集めた資源を用いることで、これらの要素が開放されていくという。また、本作には昼と夜だけでなく、季節の変わり目が存在。さまざまなバイオームも登場するといい、厳しい環境に適応する必要もあるのだろう。
本作は2022年の6月時点で、早期アクセスとして2023年の春に配信されると告知されていた。しかし今回、この配信予定時期の延期が発表された。発表によると、開発元FRAME BREAKは本作を、プレイヤーがメカでの建築・農業・探検に夢中になれるような作品にしたいという。これら多くの要素をまとめ上げ、楽しいだけでなくバランスのとれたゲームデザインにしたいと述べている。早期アクセス配信に向けてのさらなるブラッシュアップが延期の理由となるようだ。
また、本作は同スタジオにとっての初作品。スタジオにとって特別なプロジェクトであり、プレイヤーに素晴らしい体験をもたらしてその特別さを表現したいとしている。今回の早期アクセス配信延期は、想定する体験を提供できないと判断したからこその決断なのだろう。なお延期後の新たな配信時期は現時点で未定ながら、できるだけ早く告知されるとのこと。また今後も開発状況についての情報が伝えられていくそうだ。気になる人は本作の公式Twitterアカウントなどをチェックしておくといいだろう。
『Lightyear Frontier』はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定。Xbox Game Passでも提供予定だ。なおSteamストアページ表記によると、ゲーム内は日本語表記に対応予定。