「コブラ」のPC/コンソール向け新作ゲーム発表、ゲーム版「グレンダイザー」など手がける仏メーカーが開発中。それはまぎれもなくヤツさ

パブリッシャーのMicroidsは3月13日、アニメ「コブラ」をもとにしたPC/コンソール向け新作ゲームの開発・販売について、権利元のトムス・エンタテインメントと合意したと発表した。発売時期は未定。

パブリッシャーのMicroidsは3月13日、アニメ「コブラ」をもとにしたPC/コンソール向け新作ゲームの開発・販売について、権利元のトムス・エンタテインメントと合意したと発表した。発売時期は未定。

「コブラ」は、寺沢武一氏が1970年代から手がけてきた漫画であり、アニメなどでも展開されているSF作品だ。宇宙海賊であり多額の賞金首でもある主人公コブラの、宇宙を股にかけた冒険が描かれる。コブラは、銃のサイコガンを左腕に仕込んだ姿が特徴的だ。これまでには、シューティングゲームを中心としてゲーム化もされている。

今回の発表によると、「コブラ」の新作ゲームは「スペースアドベンチャー コブラ」を含むアニメ作品をベースとしており、現在プリプロダクション段階にあるとのこと。ゲーム内容の詳細は明かされていないが、カラフルな未来世界を舞台に、プレイヤーはコブラとしてプレイすることになるそうだ。

MicroidsのCEO Stéphane Longeard氏は新作ゲームについて、寺沢武一氏が生み出した世界観やキャラクターを尊重しながら、アニメシリーズの精神に忠実で没入感のあるゲームプレイを提供するとコメント。原作ファンや魅力的な世界観をもつ作品を求めるゲーマーに、素晴らしい冒険を届けることを約束するとした。また、トムス・エンタテインメントの代表取締役社長・竹崎忠氏は、Microidsのチームの情熱やプロ意識に感銘を受けたとし、ファンを喜ばせることになるであろう作品の完成に期待を示した。

Microidsは、フランスに拠点を置く老舗パブリッシャーで、アドベンチャーゲーム『Syberia』シリーズなどを手がけていることで知られる。近年は、テレビアニメ「UFOロボ グレンダイザー」をもとにしたアクションゲーム『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』や、タイトーのブロック崩しゲーム『アルカノイド』の新作『Arkanoid – Eternal Battle』など、日本のコンテンツをもとにした新作を手がけることが増えている。今回発表された「コブラ」の新作ゲームも、そうした流れのひとつという位置付けになるようだ。

「コブラ」の新作ゲームはPC/コンソール向けに開発中。発売時期は未定だ。正式なタイトル名やゲーム内容の詳細については、近く発表するとのことである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6889