“イーロン・マスクにあこがれる電気プラグ”のゲーム、Steamにて無料配信され好評。巨大な電気プラグ「イーロン卿」がお出迎え

個人開発者のAria Mohebi氏は2月25日、『Elong Plug』を無料で配信開始した。電気プラグとイーロン・マスク氏をモチーフにしたアクションゲームだ。

個人開発者のAria Mohebi氏は2月25日、電気プラグアクションゲーム『Elong Plug』の配信を開始した。PC(Steam)向けに、無料での配信となる。

『Elong Plug』は、電気プラグとイーロン・マスク氏をモチーフにしたアクションゲームだ。電気プラグである主人公は、母親に連れられてPlug Cityなる町を訪れる。Plug Cityには住人たちのほかに、「LORD ELONG(イーロン卿)」なる電気プラグも存在。主人公はイーロン卿のような長いプラグになることを目指し、ひとりPlug Cityの探索へと出発する。



主人公は電気プラグであり、移動範囲はコンセントの周囲、ケーブルが届く範囲に制限されている。フィールド上に点在するコンセントに差し替えながら、行きたい方向へと進むかたちだ。初期状態ではケーブルは短く、移動できる距離にも限りがある。道中に落ちているコインを集めてサロンに行くと、ケーブルを伸ばすことが可能。さらにコインを集めて探索を進めていくのだ。

フィールド上に現れるPlug Cityの住人たちは、いずれも電気プラグのような姿をしている。彼らから話を聞く限りでは、住人たちは「長いプラグ」ほど優れたプラグであると考えているようだ。サロンに行ってケーブルを伸ばすよう主人公に促したり、あちこちでプールパーティを開いたりと、住人たちで独自の世界観を形成している。なおプレイヤーが短いケーブルで無理に進もうとすると、どこからともなく「短い」「無能」といった罵詈雑言が飛んでくる。電気プラグの世界も一筋縄ではいかないようだ。



作中には、資産家として知られるテスラCEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏にちなんだ複数のネタが登場する。「elongate(伸ばす)」といった言葉遊びから、イーロン・マスク氏の顔をかたどった巨大な電気プラグ“イーロン卿”まで、その内容はさまざまだ。何かと言動が話題になる同氏をモチーフにした本作。Steamユーザーレビューでは記事執筆時点で約62件中100%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。小粒ながらちゃんと遊べるゲームプレイ、笑いを誘う世界観やセリフなどがプレイヤーからは好意的に受け止められているようだ。

『Elong Plug』はPC(Steam)向けに、無料で配信中。気になる人は長くて強い電気プラグを目指してみるのもいいだろう。

Aya Furukawa
Aya Furukawa

主にニュースを担当。ビジュアルや世界観にこだわりのあるゲームが好きです。

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