『スプラトゥーン3』最新アプデ2月28日配信へ。クイックボムを「連続して使用する戦法」抑制、遠距離ブキ対策にステージ一部改修へ
任天堂は2月27日、『スプラトゥーン3』更新データVer. 3.0.0の内容を公開し、明日2月28日10時に配信すると発表した。新シーズン「2023春 Fresh Season」に関するコンテンツが実装されたほか、ゲームバランスの調整や不具合修正も実施されている。
目玉となるのは、ハイカラシティの実装だ。初代『スプラトゥーン』でおなじみの街が、追加コンテンツとして登場する。広場にある「駅」から、バンカラ街とハイカラシティを行き来することができ、ハイカラシティには、バンカラ街と同様の施設があるという。ギアブランドとしてはエゾッコリーが追加され、ギアは126種類追加。ステージとしてはナンプラー遺跡とマンタマリア号が実装。ブキとしては、12種類が追加される。なお、シーズンが終了する直前の1週間は、「おいこみボーナス」期間となり、カタログポイントが通常よりも多くもらえるようになったとのこと。
サーモンランについては、新たなオカシラシャケであるタツが実装。またウロコと品物を好感する際に、品物のプレビューをできるようになった。またロッカーについては、配置しているものをすべて回収する機能が追加されている。事前予告どおりナワバトラーの通信対戦機能も実装。ロビーで戦いをする形式となる。
既存のブキにも調整がかかっている。ワイドローラーは、スプラッシュシールドやシェルターのカサなどの、プレイヤー以外の物体に、インクの飛沫を命中させたときに与えるダメージを、これまでの約2倍に。大きな強化となるだろう。さらにクイックボムについては、「使用後にインクが回復し始めるまでの時間を、約10/60秒間延長しました」と書かれている。これについて任天堂は「特定のサブウェポンを連続して使用する戦法を、ある程度抑制することを意図した変更も行いました」と説明している。クイックボムといえば、連投することで敵を葬れるサブウェポンだが、これまでより取り回しが悪くなりそうだ。そのほか、一部のスペシャルウェポンにおいて、カニタンクに入るダメージが増加している。
もうひとつ注目点としては、地形が変更され、遠くから攻撃するブキの影響力を下げたという。『スプラトゥーン3』のステージ設計としては、縦長のマップが多く、リッターなどの制圧力が強かった。その対策として、マップの地形が変わったのだろう。対象となるのは8マップと多め。大規模な変更となるだろう。詳細点などは任天堂公式のパッチノートを確認してほしい。
任天堂は、今回のアップデートの配信に際しては「この状態でのデータを早期に分析することで、メインウェポンの調整を含んだシーズン途中の更新データを、従来よりも早い段階で配信する予定」と語っている。より素早い調整を進める意思表明ともいえるだろう。環境はどのように変化するだろうか。『スプラトゥーン3』Ver. 3.0.0は2月28日配信予定だ。