『League of Legends』前回アプデ以降、アニーが大暴れし続ける。能力軒並み強化、緊急アプデもなんのその
『League of Legends』の人気チャンピオン、アニーがミッドレーンで大暴れしている。発端となったのは2月8日に配信されたパッチ13.3におけるアニーの強化だ。その後ミッドパッチアップデートによりアニーは一定の弱体化を経たものの、依然として高い勝率を誇っている。
アニーはぬいぐるみのティバーズ(くまさん)を連れ歩き、危険な火炎魔法を操る可愛らしい少女だ。比較的簡単な操作で高い火力を放つことができる彼女は初心者から上級者まで幅広い層に支持されており、主にミッドレーンで活躍している。
『League of Legends』では2週間に1度、ゲームバランスを調整するパッチが配信される。直近のパッチ13.3でアニーはE「モルテンシールド」のクールダウンが全レベルで減少、魔力反映率が35%から55%に引き上げられたほか、反射魔法ダメージに魔力の40%が乗るように。R「やっちゃえ!ティバーズ」の体力・移動速度・防御力なども軒並み強化され、大幅なバフとなった。詳細は以下の画像のとおり(公式パッチノートより)。
どうやらこの修正が、ぬいぐるみを連れた無邪気な魔女を、ミッドレーンを支配する暴君に変えてしまったようだ。『League of Legends』の情報集積サイト「League of Legends Analytics」によると、記事執筆時点で、アニーは高ランク帯のサポートロールで57.28%という近年稀に見る驚異的な勝率を誇っており、またミッドレーンでもパッチ適用直後は58%弱の勝率を誇り、現時点でも55.21%という高い勝率を保っている。チャンピオンの勝率は通常50%前後であり、アニーも例外ではなかったことを考えると、今回の調整による影響の大きさがわかるだろう。
【UPDATE 2022/2/21 20:54】
アニーの勝率について追記
本作を運営・開発するRiot Gamesは早急に対処が必要だと判断したためか、パッチとパッチの間に修正を挟むミッドパッチアップデートを実施。Eのマナコスト増加・シールドの魔力反映率を55%から40%に変更するなどの調整をほどこした。しかしながら、アニーの勝率は先述のとおり依然高止まりしており、効果は充分といえない。ミッドパッチアップデートでのアニーの調整内容は以下のとおりとなる。
なお先日には次のパッチ13.4の内容も公開。同パッチにアニーの弱体化が含まれていないことが明らかとなり、ユーザーから不満が噴出している。そうした声を受けて、今回のパッチでアニーの調整を担当した一人であるRay ‘RayYonggi’ Williams氏が、海外掲示板Redditで反応を示した。同氏は、現状のアニーが明らかに一線を越えた強さを見せており、ミッドパッチアップデート後の勝率も妥当ではないとの見方を示している。また同アップデートが意図したほど効果的ではなかったことを認めつつ、次の機会(パッチ13.5とみられる)には調整されるだろう、と語っている。
2月8日のパッチ以来、かなり高い勝率を見せ続けるアニー。彼女の調整がWilliams氏の述べるとおりで予定されている場合、大暴れするアニーが大人しくなるのはしばらく先になりそうだ。